ボクシング

　先日の亀田興毅の初防衛戦の興奮が冷めやらぬ今，ちょっとボクシングの話をしようと思います。

　ボクシングの試合を見ていて「WBA」とか「WBC」という名称を聞いたことはありませんか？（ちなみに，先日の亀田のタイトルマッチは「WBA」の試合です）これは団体の名前なんです。そう，同じ階級（体重別）でも，団体によってチャンピオンがそれぞれいるわけで，結果，何人も「世界チャンピオン」が同時に存在しているんですね。

　亀田興毅は現在，ライトフライ級のWBAチャンピオンですが，WBCにもライトフライ級のチャンピオンが居ます。（この前，ちょうどWOWOWで試合を放送していました）

　では，どこのチャンピオンが「本当のチャンピオン」なのか，という問題に当然行き着くかとは思いますが，一概には言えません。時折統一戦（例：WBAのチャンピオン対WBCのチャンピオンなど）が行われたりすると，これがはっきりとはしますが，いたって稀なケースであることは否めません。

　これがWBAとかWBCという団体であれば，まあ信用できるチャンピオンなのでしょうが，中には「WBR」とか「WBB」とか，もう何でもあり状態の団体があり，そこにも当然ですが「世界チャンピオン」がいるわけですね。

　総合格闘技やK-1の試合を見ていて「元ボクシング世界チャンピオンが電撃参戦！」などという「いかがわしい」冠がついている場合がありますが，そういった場合では，どういう団体の「元チャンピオン」なのかを見てみるといいかもしれません。

　僕の中での勝手な判断ではありますが，信用できる団体のランキングは・・・

　１　WBC
　２　WBA
　３　IBF
　４　WBO

　といったところでしょうか。これ以外は「何ちゃって団体」と位置づけて良いと思います。ちなみに，１と２のチャンピオンは文句が付けられない，といっても過言ではないと思います。３と４は，１と２の団体チャンピオンへのステップアップとされるケースが多いと言えます。

　余談ですが，僕はWBBBBBBという団体のヘビー級世界チャンピオンです。
　この団体に所属しているのは，僕と女房だけです，はい。