上野山信行(G大阪・育成部長)インタビュー | 青の誇り~プラチナ世代の軌跡~

上野山信行(G大阪・育成部長)インタビュー

エルゴラッソに興味深いインタビュー記事がありました。「G大阪にとっての家長昭博」というタイトルでガンバ大阪の上野山信行(育成・普及部長)が語った言葉。G大阪の下部組織の基礎を築いた育成のスペシャリストなだけに、その言葉は重い。


―家長選手が壁にぶつかっているのを受けて、下部組織の指導に反映されたことはあるのでしょうか。

「もっと飛び級制度を早くやれば良かった。今、宇佐美でやっていますけど、家長も中学2年ぐらいでユースでも良かったのかも。そこで(全力で)やらないとできないということを教えるべきだったかもしれません。中学1、2年でも全力でやらなくてもできたわけです。手を抜いてでも点を取れてしまう。その辺は反省です。いい素材はせっかく上(のチーム)があるのだから飛び級でね、極端な話ですけど森本(貴幸・カターニャ)みたいにトップに上げても良かったのかもしれません。今考えれば、いい『壁』を作る環境があっても良かったと思います。」


―世界に羽ばたくためにも、08年は本来の力を出してほしいところです。

「A代表でもそうですけど、もうやらないと手遅れですよ。若手というのは16、17歳のこと。でも彼は変わるでしょう。世界では16、17歳でデビューして、20歳でピークでしょう。22、23歳になればもう円熟組で、26歳ぐらいになればもう調整期です。それこそ、そのときにチームを選べばいいんです。」


以上、エルゴラッソ 1/18・19号より抜粋。



高校選手権の大前の活躍を見ながら「飛び級」について考えることが多かったので、上野山さんのインタビューを取り上げましたが、飛び級システムの普及について考えたとき、やはりクラブユースの受け皿を増やすことは最重要だという結論に達しました。


理想は今の第3種(U-15)の町クラブチームがユース(U-18)組織を持つ状況。そしてそのためにはU-15クラブチームの優秀な選手が地元の強豪高ではなく、町クラブU-18を選択する環境(魅力・メリット)が必要かと。高校進学の時点でJ下部組織に進めなくても、一旦町クラブのユースチームへ進み、その後実力を付け、J下部組織に移籍できるチャンスを勝ち取れるイメージです。


‘玉’さんのコメント の中の、『一番簡単な対処策は、選手権にクラブチームも出場できるようにすることでしょう。』 というアイデアは本気で検討するに値しますね。