2007年を振り返って #前編
去年の大晦日に書いた、2006年を振り返って。 をもう一度読み返してみる。
2006年、ドイツW杯惨敗で日本サッカーは一つの時代を終えた。90年代半ばから続いた日本サッカー躍進の中心にいた中田英寿の引退がその象徴だった。
そして2007年。オシム前監督が唱えた「人とボールが動くサッカー」という新しいアイデンティティーを確立するべく日本サッカー界は新しいスタートを切ることになる。
A代表=アジアカップ4位。
U-22=五輪アジア最終予選突破(アジアベスト3)
U-20=U-20W杯ベスト16
U-17=U-17W杯グループリーグ敗退
浦和レッズ=ACL優勝、世界クラブ選手権3位
オーストラリアに借りを返したアジアカップ。前評判の高かったサウジに競り勝った五輪最終予選。準優勝したチェコを沈めるチャンスがあったU-20W杯。・・・と、ある程度納得できる結果を残したにもかかわらず、日本サッカーに一つの大きな致命傷があることに気付いた。
それは、仕掛ける姿勢の欠如。
アタッキングエリアで相手と1対1になった時に、相手に向かってドリブルで仕掛け抜き去る選択肢を持てる選手があまりにも少ないと。アジアや世界の中位との戦いではあまり気にならないが、例えば(今年で言えば)、U-17のナイジェリア戦、フランス戦、クラブW杯の浦和 vs ACミラン戦でその印象を強く持った。世界のトップクラスと対等に戦うためには、仕掛ける選択肢を持てるだけの個の力は必要不可欠だ、と。