コパ・チーバス 総括 #1 | 青の誇り~プラチナ世代の軌跡~

コパ・チーバス 総括 #1

モンテギュー国際やイラン遠征などで欧州のチームと対戦してきたU-17代表だが、これまで中南米のチームとの対戦はなかった。しかし中南米のチームはU-17W杯で同組になる可能性が高いし、中南米特有の個の強さや試合運びの上手さを事前に肌で感じておきたい、というのが今回のメキシコ(グアダラハラ)遠征の目的の一つだった。


コパ・チーバスは中南米で行われる最大規模のクラブユースの大会(U-18)で、メキシコ・南米主要各国のクラブチーム、日本・米国・パラグアイ・カナダのU-17代表など24チームが参加した。結局グループリーグを突破しベスト8に残ったのは、メキシコのクラブチーム以外ではエストゥディアンテス(アルゼンチン)とU-17日本だけ。1歳年下、15時間の時差というハンデを考慮するとこれだけでも充分に価値があるのに、日本は今大会のハイライトとなる準々決勝でクルス・アスール(メキシコ)をPK戦の末に下し、ベスト4進出に成功する。この勝利は今大会に参加した24チームで最も強い4チームの内の2チームと戦う権利を得た、という意味で貴重な勝利だった。


今大会で日本が対戦したメキシコのクラブチーム(チーバス、サンルイス、クルス・アスール、アトラス、アメリカ)がどれくらいのレベルなのかを示す客観的な事実がある。2005年のU-17ワールドユースでブラジルを破り優勝したメキシコ代表20名の実に7割が今回対戦したクラブ所属の選手だったのだ(アトラス5名、チーバス4名、クルス・アスール3名、アメリカ2名)。


この世代では間違いなく世界トップクラスの実力を兼ね備えたメキシコのクラブチームの強かさを、選手たちは肌で感じることができただろうか?幸いにもU-17W杯は韓国で開催される。時差はないし、湿度の高い暑さは日本にとってはホームに等しい。しかも今度は同年齢での大会。否が応でも期待感は膨らんでいく。