ピッチの中で、自分たちで判断できる選手を。 | 青の誇り~プラチナ世代の軌跡~

ピッチの中で、自分たちで判断できる選手を。

田嶋幸三氏-「ジーコ監督がチームを率いてからの4年間の中で、選手が自分たちで判断して戦い方を変えていった試合も実際にあったんだよ。技術委員を務めていてあのチームに帯同することが多かったからずっと見てきたけど、最初はやはりヒデが何か言ったときにみんな引いてしまっていた。でも最終予選でイランに負けた後なんかは、お互いに言い合って、話し合えるようになってきた。ところが最後の最後、本大会になって、監督に求めてしまった。やっぱりW杯というのはそれくらいプレッシャーがかかるものなのか、と改めて感じたね。これはドイツW杯で副審を務めた廣嶋さんに聞いた話なんだけど、彼がイタリアの試合で副審をやっているときに、イタリアの選手が一人退場になった。そのときにイタリアの選手は誰もベンチを見なかったそうなんだよ。ピッチの中の選手がサッと集まって、一人足りない分をどう埋めるか話し合い、すぐに散っていったと。それを廣嶋さんはライン際で見ていて、日本とは全然違うと感じたそうだよ。」


以上、エルゴラッソ1月5日号「前園真聖のフットボール対談」より。



ピッチから不安そうな表情でベンチの監督を見る選手の表情。その表情は野球のそれとダブって見える。ベンチからサインを出して、その通りに戦う野球。一方でサッカーは一旦試合が始まれば、監督が関与する度合いは極端に減る。否が応でも自分たちで状況を判断し臨機応変に対応できる柔軟性が問われることになる。


W杯での廣嶋さんが語ったエピソード、イタリアすごく頼もしいですよね。