それいけ!なにわ皇子4兄妹 1~それぞれの朝~ | わたたい・廉大・大西畑・ヨコヒナ大好きブログ

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スーパーエイト(関ジャ二∞)、Kis-My-Ft2、なにわ男子、キンプリ話を初め、ニュースへの意見、不思議な落とし物など、自由に書きます

A.M.6時


長女・大子の朝が始まる。


歯を磨きながら、洗濯機を回し、お風呂を洗う。


それが終われば、朝食と自分と中学生の次男、双子の兄のお弁当、次男が朝練後に食べるおにぎりを握り、夕食の下ごしらえをする。


ある程度作れたら、次男を起こす。


ノックして声をかけただけでは起きないのが、次男の廉だ。


「廉、起きなさい!」


「大子がキスしてくれたら起きる〜😗💕」


廉の初恋は大子らしく、実の姉弟だが、結婚出来ると信じているほどのシスコンで、大子が大学に行くことやバイトすることが不服らしい。


「何アホなこと言ってんねん!?」


朝のクソ忙しい時に、何を呑気な。と大子は、廉の頭にハリセンを見舞う。


「いった!」


マンガで言うなら、布団から浮いているほどの声を上げ、廉が飛び起きる。


「おはよ、廉。朝練やろ❓遅刻すんで❓」


「・・・痛い😭」


廉のつぶやきはスルーして、双子の兄を起こす。

双子の兄・良規も重度のシスコンで、油断すると朝の支度が遅れる。


大子の策は、物質【ものじち】。 


「よし、ギター壊されたくなかったら、起きなさい」


「アカンで!!」


実際は、部屋にすら入って居ない。


「洗濯出来てるから、干してや〜」


最後は可愛い末っ子で次女の星香。小学生である。


「星香、起きなさい。朝ごはん出来てるから」


「・・・大ちゃん、おはよ。シスコンどもはまたやらかしたの❓」


星香、目が大きくて、美少女なのだが、毒舌なのである。

 

「そうなんよ。あ、明日から、星香が起こしたってや。大ちゃん忙しいねんからさ」


「え〜❓朝からシスコン兄貴の相手すんの❓疲れるやん・・・」


「・・・」


それを毎日やっとんねん💢こっちは!

と大子は思ったが、星香が可愛いので言わない。


「大子、朝練の後に食べるやつは〜❓」


下から廉が呼ぶ。弟のハズだが、呼び捨てである。大子が部屋を出ていくのを見ながら、星香は(もう少し協力しようかなぁ)と考えていた。


朝食は、朝練を除いて、だいたい揃って食べる。  

これは、海外出張している両親から教わった習慣である。

長期休みなどの時は、昼や夜も基本的には揃って食べるが、就職や部活などでそうはいかない。


大子は、廉を見送ると、着替えて、食卓に着く。


「よし、夕飯、生姜焼きの下ごしらえしてあるから」


「大ちゃん、バイト❓」


「うん、カテキョ」


「追い込みか」


そう、受験シーズンで、大子はこの時期、カフェを休ませてもらい、家庭教師を増やす。


幼稚園教諭を志望する大子。

家庭教師は、いかに分かりやすく教えられるか。を模索しているのだ。


「・・・大子、それ、下履いてるやろな❓」


大子は、ニットワンピを着ていて、膝が見えている。


「あ、アホちゃう!?履いてるわ!」


「あ、パンツちゃうで🤣ジーンズとかタイツとか」


「紛らわしい言い方すな💢ご心配なく。ショートパンツ履いてます〜」


朝食の片付けを終えると、7:30。星香が登校する。


「ほな、あたしも行くわ」


星香の登校に合わせ、大子も家を出る。

 

「じーこ、待ってるんやろ❓」


「うん😊よしと廉にはまだ内緒やで❓」


大子には、高校の時から付き合っている最愛の彼氏が居る。

それを知るのは、星香だけ。


重度のシスコン兄弟が知ったら、家庭が崩壊しかねない🤔


小学校との分かれ道。


「大ちゃん、星香ちゃん、おはよう☀︎」


さわやかに手を上げた青年。向井康二。大子の彼氏である。


「おはよ、じーこ」

「康ちゃん、おはよ❤️」



「大ちゃん、足寒くないん❓俺のジャージ、履く❓」


「ありがと。大丈夫。康ちゃんとこの子たちも追い込みやろ❓」


そう言いながら、大子は星香をハグする。大子も年の離れた妹にはデレデレなのだ。


「(シスコン兄姉ども・・・)」


毒舌でツンデレな星香は、内心で毒づいた。兄たちはキツいが、大子にハグされるのは満更でもないのだ。