その中で、徳光さんが
「日本で一番最初に国民栄誉賞を取ったこの人は誰?」
と、王さんの選手時代の写真を出しました。
もちろん、と言うべきか、平成生まれのタレントさん達30人は、10人くらいしか答えられませんでした。
私は、たまたま写真の立方で何となく答えられましたが、王さんが一番最初に国民栄誉賞を取った人とは知りませんでした。
徳光さんは、答えられなかった人達に
「国籍を変えろ」
とか、
「右と左が違うんだから、解って当たり前だろ」
とか言ってましたが、解答者には、女性も居たし、全員が野球や国民栄誉賞に詳しいワケじゃないのに、国籍を変えろとか、言い過ぎで、不快でした。
私は、昭和生まれではありますが、昭和は生まれてから5年ほどですから、ほとんど平成生まれと変わりません。
父親もそうですが、自分が知っていて、相手(特に芸能人)が知らないと見下してバカにするのは、とてもイヤです。
クイズ番組の解答者や、ニュースを解説する番組《例えば、池上彰の学べるニュースなど》の出演者の中には、【知ってるけど知らないふり】して、視聴者に伝わるようにバカなフリをする人だって居るでしょう。
だって、視聴者全員がニュースやクイズを理解しているとは限らないから。
政治家でも、徳光さんのような《大物》と言われるような芸能人でも、ましてや父親のような田舎のただの年寄りがちょっと知ってるからって、人をバカにするのはどうなんでしょうか?
そりゃあ、私たちや平成生まれの人たちより長く生きてるんだから、知ってることは多いでしょう。
それに関しては、何も言いません。
でも、だからこそ知らない人を見下すのではなく、解るように説明するべきじゃないかな。と思うのです。
まぁね、徳光さんとかは、パフォーマンスで「国籍を変えろ」とか言ったとしても、平成生まれで、間違えた人のファンは、不快になったと思います。
それこそ
「だから何?」
「最初に国民栄誉賞を取った人を知ったところで何に役に立つの?」
ですよ。
だって、知らないからと言って、買い物する時に役立つわけじゃないですし、語彙力が上がる訳でもない……。
なのに何故、人をバカに出来るのか不思議です。
大人たちがそんなんだから、子供たちはひねくれるんだろうな……。と。
終