2018年3月17日に京阪石山坂本線の4つの駅名が変更されました。

「坂本」が「坂本比叡山口」に。

「皇子山」が「京阪大津京」に。

「別所」が「大津市役所前」に。

「浜大津」が「びわ湖浜大津」に。

 

なかでも、「皇子山」と「別所」は、駅の存在する地域の歴史と結びついた駅名です。

記号のような駅名に替えられたのは残念でなりません。

 

皇子山駅

 

新しい駅名表示板に付け替えらえた。

 

JR大津京駅には今も「皇子山駅」の案内表示が残っている。

 

別所駅

 

新しい駅名表示板に付け替えられた。

 

 

「別所」の由来を示す石柱。皇子山総合運動公園内にある。

 

石柱には、地名の由来が以下のように書かれています。

「かつて園城寺(三井寺)の別所のあったところで、のちそれがそのまま地名となったものです。ふつう別所とは、本寺の周辺に建てられた修行道場などをいい、昔はこのあたりにも園城寺の修行道場があったものと考えられます。」

 

「別所駅」は、元々、大津商業高等学校の入り口近くにありましたが、1967年、大津市役所の移転に伴って、約300メートル北(坂本寄り)の、現在の位置に移動しました。

 

旧ホームの跡が今も残っています。

坂本方面行の旧ホームのみ残っている。