【プロ野球】野球を知る男・渡辺直人が横浜を変える
今オフ、外国人選手を含め9人の選手を獲得した横浜ベイスターズ。その中で、ある他球団のチーム関係者に「横浜にアイツが入ったのは大きいよ」と言われた選手がいる。それが楽天から金銭トレードでやってきた渡辺直人だ。
渡辺はルーキーの07年から4年連続して110試合以上の出場を果たし、08年にはリーグ2位の34盗塁をマーク。打撃もこれまでの最高打率は09年の2割7分6厘と決して高くはないが、毎年高い出塁率を残している。粘って四球を選んだり、状況に応じて進塁打を打ったり、数字以上の功績を残してきた。野村克也前監督も「野球を知っている数少ない選手」と、絶賛したほどだ。
そんな渡辺に目をつけたのが、今シーズンから機動力野球を前面に押し出すと宣言した尾花監督だった。昨年のチーム盗塁数はリーグ5位の59盗塁で、記録に表われないミスや怠慢な走塁も目立った。それだけに渡辺に対する期待は大きい。「走れる選手が加わったことで、これを武器にして戦っていきたい」と、指揮官も機動力野球の確立に自信を深めている。
さらに渡辺の加入によって、若手選手の意識も変わった。特に渡辺とともに二遊間のポジションを争うであろう石川雄洋と藤田和也は、このキャンプ中、守備の強化を目標に掲げ、連日のように特守を行なうなど、例年以上にハードな練習を自らに課している。藤田は「まず守れないことには試合には出れない。実力で勝ち取るしかない」と、強い決意を口にした。
横浜のキャンプを訪れたある他球団のスコアラーは、「チーム内の競争が激しくなればなるほど、チーム力は上がってくる。しかし、ここまでレベルの高いポジション争いは、最近の横浜にはなかったんじゃないのかな。それだけに今年は期待できる」と、言い切る。
また、渡辺にかかるもうひとつの期待がチームリーダーの役割である。楽天時代も多くの選手が渡辺を慕っていた。移籍の知らせを聞いたチームメイトの鉄平、草野大輔、嶋基宏が契約更改の会見の場で、自らの話題よりも渡辺への思いを涙ながらに語ったのは周知の事実。山崎武司も「出すべき選手ではなかった」と、渡辺の存在感の高さを認めていた。
楽天のチーム関係者は言う。
「グラウンドでも、グラウンドの外でも常にチームのことを最優先に考えている選手でした。試合では自己犠牲をいとわないし、少しでも気の抜けたプレイをした選手がいれば、遠慮なく叱る。試合の後もよく若手たちを食事に連れて相談を聞いたりしていました。しかもそうしたことを何気なくできる人でしたね」
横浜には村田修一という生え抜きのリーダーがいるが、渡辺も「若い選手が多いチームなので、どんどん引っ張っていきたい」と、意気込む。奇しくも渡辺と村田は同じ1980年生まれ。ふたりがうまくチームを引っ張っていければ、最下位脱出はおろか、Aクラス入りも見えてくるのだが……。尾花監督就任2年目、渡辺の加入がチームにどのような化学変化を起こすのか、注目したい。
楽天が渡辺を手放したのは横浜へのお情けか?w
そのぐらい良い選手なのでしょう。
二遊間を守る選手は見習ってほしいですねぇ
誰とは言いませんが(* ̄Oノ ̄*)