前回の続きで犬の破壊行動についてです。
子犬でもないのに、犬が家の中の物を破壊したり、めちゃくちゃにしたりする
破壊行動は、実は「行動ニーズ」が足りていないことから来ることも
多いのです。
行動ニーズとは、犬が一日の中で最低限必要な運動量、活動量のことです。
具体的に書くと、体の大きさにかかわらず、犬に一日に必要な運動量の目安は
朝散歩に1時間、夕方一時間だとも言われています。
ある人は一日二回、それぞれ30分の散歩で十分だとも言います。
これは、個体差があるようですね。
犬とボール投げをして運動量を確保してあげるのもよいです。
とにかく、一日、一日この行動ニーズを満たしてあげて、日ごとにリセットして
あげるのが、大切です。
人間でも同じように、運動不足になったら、ストレスが溜まり、精神に異常をきたすことさえ
ありますよね。
ましては犬は体育会系の生き物です。
エネルギーの有り余った小学生、中学生の男の子を想像していただくと
わかりやすいかもしれませんが、こういったエネルギーの有り余った子達には
スポーツをさせたりして、発散させてあげますよね。
犬も同じです。
これは経験上私もよくわかるのですが、犬の破壊行動に関しては、この行動ニーズを
しっかり満たしてあげることによって、驚くように解決されます。
犬にばかり「お利口にしていてほしい」などと求める
ばかりでは不公平です。
犬に大人しく、穏やかに居て欲しいなら、飼い主さんの義務として
犬の行動ニーズを満たしてあげることは当たり前のことではないでしょうか?