前回書いた、「初速の動作」を速くするために必要な身体の使い方として
「外力」を使うという話をしました。
今回は、その外力の中で「反力」を使うというテーマで書きたいと思います。
・はじめの一歩が遅い
・はじめの一歩に爆発力がない
これは、はじめの一歩を筋力だけで動こうとしている人が感じていることです。
理想としてはマンガの主人公のように
はじめの一歩に「爆発力」が欲しいわけです。
このヒントに、外力の一つである「床反力」という力を利用するということが重要になってきます。
「床反力」とは、ニュートンの作用・反作用の法則に基づき、我々が立っているとき
足が床を押している力と同じ量の力で、床が足を下から押して力が釣り合っています。
この床が自分の身体を地面から上方向に押す力を「床反力」といいます。
地面を下に押す力が強ければ強いほど「床反力」は上に強く押し返します。
弱ければ弱いほど「床反力」は弱く押し返します。
しかし、ただ地面を強く蹴ればいいという話ではありません!
それは冒頭で書いた、筋力だけで動こうとする人の使い方です。
あなたがアナログの体重計に乗っているとしましょう。
体重計の数値は、床から押し返される力の量を表しているとします。
仮に70kgあるとします。
この時数値は70kgと表示されます。
では、一瞬膝をカクンッと素早く曲げて見ましょう。
体重計の数値は一瞬10~30kgまで軽くなり…
そこから数値は自分の体重70kgをはるかに超えて
一瞬で140kgくらいに到達します。
これは体重を一瞬軽くした後(抜重といいます)に体重が下方向に加速し
自分の体重以上の体重が加わったのです(荷重といいます)。
立ち上がる時は逆の現象が起こります。
つまり一瞬体重を軽くすることによって、その後に地面は身体を自分の体重以上の強い力で押し返してくれるのです。
これは「膝を抜く」といいます。
はじめの一歩に爆発力をつけるためには
動き出す直前に膝を抜く必要があります。
これを行うためには、「膝を抜く」身体の使い方トレーニングと
身体にかかっている重力を感知できる身体感覚を養う必要があります。
今回は、外力を使うという話をしました。
これ、自分でやってみると意外と難しいんですよね。
僕も重力を感知する身体を今頑張って作っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
