僕はサレブレット

父母共に名馬と呼ばれて

輝く過去を伝えられて

僕に期待されていたんです。

 

今日はその輝かしい登竜門

Grand National

父さん、母さん、見ていてください

僕の晴れの舞台です。

 

青空、涼風、芝生の青さ、

とびっきりの条件が揃って

スタート

一斉に飛び出して、鼻息荒くトットットットと、、

最初ちょって出遅れたけど

気にしない気にしない。

きっと一番取るからね。

 

その時急に背中が軽くなりました。

えっ、こんな事初めて、、きっと神様が

思いっきり走れって言ってくれたのか。

ありがとう、、

 

全力出しました。

 

一番です。

やった!

 

でもね、2番に入った奴にカメラが一斉。

おめでとう、おめでとう、、、(写真が貼れません)

 

僕、、一番だよ〜

 

いくら叫んでも誰も聞いてくれません。

ジョッキーだったらクレイムしてくれる。

 

僕の背中にいるはずのジョッキー、、どこへ行ったの?

 

悔しい、悔しい、、、

2番の馬とジョッキーは皆に祝福されて、オーナーも調教師も、、 揃って写真撮ってます。

 

僕はこんな屈辱味あっているのに、、、

 

 

 

父さん母さんこの悔しさ、、わかりますか。

僕一等取ったよね⁉️