今日領事館で居住証明書をもらいに行きました。

毎年年金を頂くために年金機構に申請しなければいけません。

働いた期間も少なくて、頂く金額少ないけれど、お小遣い程度も楽しいです。

でも年々そこに行くのも辛くなり、もう辞めようかと思っていたところ、一人のお婆さんが手押し車に荷物括り付け、腰も曲がって、その上カートに溢れる程の荷物押して、ヨロヨロ歩く姿に目を取られ、彼女の

行動、追いました。

私より年配?でも顔の色艶は私よりも良い。

髪も綺麗にカットされ、おしゃれではないけど、まともな身なりしています

 

そのバスの運転手、その女性を無視?

「タラップ出してくれ!」

渋々応じる運転手。

でも思いカートが動きません。

「誰か助けて!」

 

大きな声が響きました。

そばの若者、すぐに応じて無事バスに乗れました。

ホッとした瞬間、女性が「ドライバーありがとう」

 

大きな声でハッキリと、、。

私は感激しました。

 

困っている時は躊躇わず、助けてほしいと、声を出す。

その勇気あるだろうか?

 

自分にできることはできるだけ人の手を煩わして助けて言うのは弱い、、と子供の頃からいわれてきましたが

これはいつまで経っても自分のことは自分で、、。我慢、我慢、

でも彼女の様に、出来ないことがあったら躊躇なく助けてもらう。その代わり他人の難儀も理解する。

 

助け助けられる世界。

彼女の勇気に、、そうだったのか、、

友の言葉がイキイキと感じられました。

自立だよ、、って。

 

ここも島国、日本と同じと思っていたけど各国からの移住者が集まってできた国。

 

自立してなきゃ生きていけません。

それでも他人の手も必要な時は、、おねが〜い。言えるかな?

 

 

でも、、もしかしたら彼女はホームレス?

大きなカートも、身の回りの物詰め込んで、あれだけ膨らんでいたのかなぁ。

バス運転手も同じルートで走っていたら、きっと彼女は常連だったのかも、、

 

初めて見る光景にスッカリ同情していた私の目とドライバーの目が違っていたんでしょう。

 

 

親の教育が間違っていたとは思いませんが、自分だけが良ければ、、人に迷惑かけなければ、

 

世界はもっと複雑でいろんな背景もっと人が集まっています。

 

それが発見の場で有り、自分再教育の場所でも有ります。

 

良い悪いは別として、自分の目で確かめる、チャンスが有ってよかったなぁ