終戦迎えて

世の中すっかり変わりました。

少女雑誌の表紙には

にっこり微笑む

女の子

目はパッチリと色白で

小さい口元あいらしい

歌の文句そのもので

少女の心をとらえます

 

発売日には

祖母からお金貰って

学校帰りに買いました。

付録どっしり

重かったな

早速、付録はしまって、歩きながら本を読む

あの時のドキドキ、ウキウキ、、、特別でした。

 

のめり込む、ってこんな感じ

虜になるってこんな感じ

クラスで、少女雑誌買うのは、、ワタシと、、もう一人、旅館の娘。

 

特権意識、、?

ブルジョワ、、?

 

家は貧乏真っ最中なのに、、、

祖母は言ってた、「アンタは貧乏人のお姫様」

 

夢を大事にしてくれていました。

無味乾燥の時代に、与えてもらった、ブルジョワ?感覚。

夢、夢、、、大好きでした、夢の世界が、、、。

 

 

それから70年、昔の貴重だった夢が

現実になって

 

なんでも手に入る社会になって

夢を求める難しさ。

 

現代っ子は何を求めればいいのでしょう。

 

豊富さは、昔の夢の世界を、閉じて別の夢を求めます。

 

それが時代というものなのでしょうね。