トリマーの渡辺みなです。
ブログにお越し頂きありがとうございます。
今より100倍わんこさんとの生活が
豊かになるようにと願いを込めて。
わんこさんの幸せ、
飼い主様の喜びを感じながら、
共に生きる楽しさを提案しております。
こんにちは。
今日は、苦手についてのお話です。
誰にでもブロックって言うんですかね？
○○が苦手、
○○が出来ない、
○○が嫌い。
なんて思っていることありますよね
わんこさんに対しても同じです。
この子は爪切りが苦手、
落ち着いていられない、
足を触られるのが嫌い。
でもね…
その思いがわんこさんにも伝わっているって
知ってましたか？
本当は出来るのに、
出来るやり方をしていないだけ。
苦手
出来ない
嫌い
そんな言葉で諦めていたら
出来ることも出来ないままですよ。
この状態から脱出！
トリミングを進めていく中で
どうして嫌なのか
どうしたら出来るようになるか
出来る方法を探して
苦手という思いをなくしていきます。
段々慣れて
この人なら大丈夫ってなってくれて
出来ることが増えて
わんこさんも飼い主様もハッピーになります(^^)
苦手なことを無理矢理やって
表面だけ綺麗になっても
信頼関係が築けていないから変わらない。
ペットショップ時代から
10年近く担当させて頂いたマルチーズさん。
体を触られるのが嫌いな子でした。
お互いの安全のために口輪はしていましたが、
まずはこちらが落ち着いて
ゆーっくり体をなでなで
すると少しずつ落ち着いてくるんです。
《これが、始めるよの合図》
爪切りも、足裏も
イヤイヤ、ガブガブ
「大丈夫だよー」
「大丈夫な人だよー」
と言って落ち着かせながら。
攻撃的だったマルチーズさんは
1回1回トリミングを重ねるごとに
落ち着く時間が早くなっていきました。
5年くらい経った頃かな？
爪切り中に唸ってきたんです。
「え？誰に怒っているの？」
と顔を見て聞いてみたら、
「あ、大丈夫な人だった」
と言っているかのように表情が変わり、
怒るのをやめました。
「今日はこんなに頑張ったんですよ！」
「前回嫌がったのに今回は出来ました！」
と飼い主様にご報告する時に
涙ぐんでしまうほど嬉しい出来事でした。
