姉のような存在の1わんがいなくなり、

相棒でよきライバルの3わんがいなくなり、

妹分の4わんがいなくなり、

ついにひとりぼっちになった2わん、

情緒不安定。

ものすごい、不安・孤独と闘っている。

4わんがいなくなる前の2わんといったら、

飼い主が帰ってきても、ゆすり動かすまで

ぐぅぐぅ寝ている初老犬だった。

それが、4わんが旅だってから、

正確にいうと、4わんを火葬したその日から、

強い不安があるようで、

留守番中、家をめちゃくちゃにするように。

ゴミ箱をひっくり返す、ペットシートをガリガリする、テーブルの上にのぼり、テーブルの上のものをイタズラ、

クッションやらベットをあちこちに運ぶ。

そして、ずっとドアの前でガリガリして待っているようで、ドアがヨダレでびっしょり。

また、外に響きわたる遠吠え。

お留守番上手で、吠えない子だった2わん。

こんなにも不安定になるなんてえーん

4わんが亡くなる前1週間は、入院もしていて、2わんは一応一人で留守番もしたことがあったし、亡くなった時から火葬まで数日、ご遺体と過ごしていたけど、本当の本当のお別れは、2わんにとって、それまでとは違う深い悲しみや孤独を感じたのだろうか。

火葬の日、最後に4わんのにおいをかがせてあげて、

「さぁ、おわかれだよ。いってくるね」

と声をかけた時の2わんのただならぬ空気を感じ取った表情。とっても動揺していた。

バタバタと出かけてしまったのだけど、あの時もっとゆっくり時間をとってあげたらよかったのかな。

こんなに悲しみを体現するものなのだな。

さみしくなってしまったね、2わん。

布団にうもれて寝る2わん。すっかりベッドルームの住人になったね。