天国のミントへ②

私の心の準備が出来るまでがんばってくれたんだよね、ミンちゃんが。
「次は元気な心臓を持って生まれてくるんやで。天国はきっといい所だし、怖くないから安心して旅立って。いつか私がそっちに行ったら会いにきてね。
もうがんばらなくていいよ」と抱っこして早朝に話したね。



昼、母から会社に「ミントの心臓が止まった！」と連絡があった。
丁度その時、私の顔のそばでふわ～んとミントの匂いが。
点滴液の匂いでわかったよ。お別れにきてくれたのね・・・
母は死んでるミントを病院へ連れて行き、蘇生をお願いしたみたいね。先生は30分がんばってくれた。
「なんで？やっと楽になれたのに」と私は思ったけどその場にいたら何かしないでいられなかったんだと思う。

家で対面したミントは生きてるみたいに可愛いお顔で安らかだったね。
｢ミント、がんばったね。うん、よくがんばった」

冷たいミントを抱きしめて声をあげて泣いた。

③へ続く


(ラブがミンちゃんが動かないのを不思議そうにしてたね)