(前編より続く)
第4試合
横須賀享、×RYOMA vs ○戸澤陽、近野剣心
剣心とRYOMAの絡みは初々しくてなかなかいい。打撃の攻防における意地の張り合いも、見る者に気迫が十分に伝わってくる。問題なのは、戸澤だ。
ふたりに対して完全に上から目線であり、味方の剣心に対しては叱咤激励、敵のRYOMAは罵倒しまくる。試合中、目を剥いてギャアギャア騒ぎまくって、とにかくうるさいのだ。そして、それ以前に、まだロクな実績もないのにそんなに先輩面していていいのか? と言いたくなる。君も尻に火がついているんだよ。
第5試合
望月成晃、×ドン・フジイ vs YAMATO、○斎藤了
望月は最近、リアルハザード、特にアラケンに憤っているようだが、残念ながらそのアラケンはこのカードには組まれておらず。しかし絶倫ズは試合開始前からお怒りモード全開で、まだモッチー本人のテーマ曲がかかっている最中にもかかわらず、いきなり青コーナーの通路の奥に突っ込んで行っての奇襲攻撃。ふたりの怒りを象徴していた。
場外乱闘からの開始だから、いつ私のところになだれ込んでくるかわからない。またもやカバンを抱えて逃げる体制を取ったのだが、結果から言うと残念ながらまたも来てはくれなかったのだった。
試合はリアルハザードのセコンド陣が大挙乱入して大混乱。乱戦に巻き込まれてレフェリーが失神。そして、斎了がフジイを体固めすると、堀口が失神したレフェリーの手を取ってスリーカウントを叩いて、リアルの勝利。
堀口が自分でスリーカウントを叩いたのではなく、レフェリーの手を取って叩いたというところがミソで、確かにレフェリーの手が3つ叩いたことは現象的に事実であるから、公式記録でもリアルの勝利にしないわけにいかなかったようだ。なかなかうまい手だと感心した。
試合後、喜んでいる斎了を黒ハルクが急襲。しかしそのハルクを、背後からYAMATOが襲い、YAMATOがマイクアピール。今後は黒ハルクとYAMATOの抗争が行われるようだ。これも5・15後楽園だろうか?
第6試合 オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合
鷹木信悟、ドラゴン・キッド、×岩佐拓(王者組) vs CIMA、Gamma、○KAGETORA(挑戦者組)
日本男児同士のタイトルマッチだが、ウォリアーズはもちろん、ふんどしコスでは試合せず。金髪ロン毛のかつらもなし。オープニング前にCIMAが、「お笑いやってるけど試合は別だから」と言っていた通り、あくまで試合となればきっちり魅せてくれる。
そしてこれはウォリアーズだけでなくKAMIKAZEも同様で、凄まじい試合となった。
まさに息もつかせぬノンストップバトルが続き、終盤は誰の決め技が決まってもカウント2.9で返されるというスリリングな展開。私がこれまで見たすべてのドラゲーの試合の中で、この試合がベストバウトと言っても過言ではない。
基本的に決め技で決まらない試合や、2.9の攻防というのは好きではないのだが、それも展開によりけりであって、ひねたプロレスファンの私ですら「もうダメだろう」と思ったところで何度も返すのだから驚いた。特にKAGETORAの粘りが凄まじく、このリングで何が何でものし上がってやろうという意気込みが感じられて胸を打たれた。
試合後も興奮は冷めやらず、それは選手も、いや選手の方がそうだった。特にKAGETORAがそうで、信悟とのマイク合戦の末、5・15後楽園での両軍の全面対抗イリミネーションマッチをアピール。
このやりとりの最中、CIMAが勝手に決めようとするKAGEを抑えようとするが、逆に興奮したKAGEに一喝されてCIMAが頭を抱える始末。さらにはRYOMAまでが剣心に突っかかって「シングルやらせろ!」と喚き、それもCIMAが抑えようとすると「じゃかましいわい!」と怒鳴られる。またもや頭を抱えたCIMAは、「Gammaちゃん、まったく最近の若いモンは・・・」と、CIMAだけはすっかりお笑いモードに戻っていた。
さらにそこに今度はリアルハザードの4人が入場。アラケン、神田、堀口、斎了の窓際チームがその戦いに絡ませろと言い出し、5・15は4対4対4の3WAYイリミネーションマッチが決定された。ということで、いつもながら次回に引っ張ってくれる。
私としては、両国大会において団体の姿勢に不信感を持ったため、ドラゲーにはしばらく距離を置こうかとも思ったのだが、その時点で前売りチケットを買っていたため、この日は来ざるを得なかった。
ところがその結果は、大満足。やはり今日は来て良かったと思わせられ、そしてまた、次回も来ないわけには行かなくなった。
両国は会場が大き過ぎ、しかもビッグマッチということが強調され過ぎて、今から考えるとよそ行きのプロレスになっていたのだ。団体自体が裃つけて畏まっていたような違和感があった。
ドラゲーは超大作映画でない方がいい。身近な連続テレビドラマに徹してくれたほうが、はるかに面白い。






