※この子に関して収容先には

いかなる問い合わせも絶対にしないで下さい!!

職員さんは最大限の努力をして下さっています

問い合わせは全てドッグリライフ群馬に

お願いします

その際

ご心配のみのメールはありがたいのですが

お控えください

また、お名前のないメールには返信いたしかねますのでご了承お願いします

dog.relife.gunma@gmail.com

 

 

 

昨年12月に収容された犬

もう少しで半年がたちます…

 

過去に複数回飼い主を噛み

それまでも行政への相談歴あり

限界との理由で所有権放棄され

一頭の黒い犬が保健所へ収容されました

 

ラッキー、6歳、男の子

 
いつも思うことですが
特に所有権放棄で収容される子はみんな
こんな表情をしています
 
ここは何処なの?
飼い主はいつ迎えにきてくれるの?
いつまで待てばいいの?
来てくれるよね…
きっと来てくれるよね…
早く会いたい…
良い子にしてるから…
 
不安でいっぱいの目です
 
この子のその時の精神状態を思うと
本当に辛かったです
 
 
 
いくら待っても
もう飼い主はお迎えには来てくれないんだよ
殺処分に承諾して
あなたを手放したのだから…
 
家族として迎えたこの子を
最後まで飼い続ける努力を…工夫を…
してくれたのかどうか
今となっては知る由もありませんが
やりきれないです
そもそも家族という認識ではなかったのでしょう
 
こんな表情のラッキーを
どうすれば明るい未来に繋げることが
できるか、
この子に何をしてあげられるだろうか
何から始めるのが正解なのか?
悩みました
 
 
特に音に対して極度の反応をみせるところがあり
サークルの中でグルグルとひたすらに回り続ける
ラッキー
 
 
 
 
常同行動も見受けられたので
過度なストレスがかかっていることは
容易に想像がつきました
 
ボラたちも毎日通えるわけでは
ありませんが、可能な限り通おうと相談し
 
ラッキーに噛ませる=ラッキーの生きるチャンスを
奪うことに繋がります
噛ませてはいけない状況のなか
少しでも外の空気を吸わせたい、
外での反応も知りたく
ラッキーにかろうじて一瞬触れる
職員さんに
ご協力頂き首輪を2個つけることが
できました
職員さんも頑張って下さり本当に感謝です
 
シバンバンの時に作った
塩ビパイプのリードでお外へ
 
 
極度のびびりのラッキーにとって
この塩ビパイプも怖いものとなってしまうので
腹を括って必ず2人で対応とし
普通のリードに変更しました
ただ、敷地内での排泄を見たのは2回きりで
あとはオロオロ、キョロキョロ首を左右に激しくふり
早く室内に戻りたいと
地を這うように背を落とし
とても正常とは言えない動きが収まらず
ラッキーの怖いの限界がきてパニックになる
寸前に室内に戻していたので
外に出せたのは1回に5分前後が限界でした
 
正直言うと
外に出した時点ですでにプチパニック状態
外門の扉の開け閉めのカシャンという
音が聞こえただけで尻もちをつきパニック
 
 
 
まだ信用されていなかったので
リードは安全のために柵の間から手を入れて
つけていましたが
離れてぐるぐる回っているため
最初はおやつありきでどうにかつけていました
ラッキーがオヤツ大好きっ子で助かりました 
 
 
前述したように
音への反応が特に強く、風の音、ドアの音
ちょっとのことでびっくりして
パニックになったり
腰を抜かすこともあるラッキー。
え?あなた今までどうやって
お散歩してたわけ?!🤔と疑問点も多々ありますが、今となってはラッキーの過去を知ることはできないわけで
 
まず数ヶ月、そろそろ次の段階へ
その後は
触られる、撫でられることにも
慣れてもらいながら…
ラッキーの表情にも少し変化が出てきました
表情は大分明るくなりましたが
まだまだ心を許してくれてるとまでは
言えない状態です
少しずつ触られることに慣れてもらう
練習をはじめ
触るとマズルをムキムキ、
ピクピクすることがわかりました
特に顔周りは顕著で噛もうとしてきます
 
やめないけどね
 
 
 
4月の中旬には次の段階
許可をもらって初めてのお散歩
今は少し遠くの公園までお散歩しています
約5ヶ月ぶりのお散歩
最初は車にビビり、見慣れない道にビビり
公園入口に車止めの石があるといっては
プチパニックになりながらのスタートでしたが
ここ一週間ほどでしょうか
尻尾が下がることも少なくなり
道中ラッキーと目が合うことが増えてきました
当初は一切こちらを見ることも
その余裕も見られなかったです
 
 
時々楽しそうなステップを踏んでみたりする
ラッキーの姿も見られるようになりました
ふと気づけばラッキーそういえば
クルクル回ってないね、という会話もあり
良い兆候です
 
多分、ここからが大事な次の一歩となることでしょう
病的ともいえるほどの
ビビリのラッキーです
まだまだフリーの状態で触れる状態ではありません
私たちが素人考えで事を進め
導き方を間違えないよう
この先はプロの力をお借りする予定です
 
私たちが通うなかでラッキーとどのように
関わっていけば良いか
私たちもラッキーとともに
学んでいきたいと思います
 
長文となりましたが
所有権放棄される子はHPに掲載されません
人の目に付くことなく、犬舎の隅で
ただ殺処分を待つ…のではなく
こうして頑張っているラッキーの姿をひとりでも多くの方に知っていただけたら嬉しいです
 
最後に
今日リードを付ける時にはじめて
ラッキーが顔を舐めてくれました
一歩間違えば鼻とサヨナラしてたかも
しれませんが
 
踊りだしたいぐらい嬉しかったです
 
by コメ&りん