高町家
家に着くなりなのははベッドにダイブした。
ユ「なのは、寝るなら着替えてからでなきゃ」
な「う~ん・・・」
なのはは立ち上がりいきなり服を脱ぎ始めた。
ユ「わ~!!ちょっと待って、なのは!!」
ユーノは慌てて叫んだ。
ク「お待ちください、なのはお嬢様」
クリスも止めに入った。
な「え?なに?」
ク「お嬢様、ユーノお坊ちゃまがいるのですよ」
そう言ってユーノを指差した。
な「あっごめんユーノ君!」
そう言うと、なのははユーノを部屋の外に出した。
な「ごめんね、すぐに着替えるから」
ユ「大丈夫」
なのはは慌ててドアを閉め、急いで着替えだした。
ユ「ふ~、どうなるかと思った」
ユーノは溜め息をついた。
キ「ユーノ、もったいねえぞ。せっかくの世の男共が喜ぶチャンスを!!」
ユ「キバット、僕を怒らせたいの?」
ユーノの口調は穏やかだったが、背後からどす黒いオーラが出ていた。
キ「はい・・・。こめんなさい・・・」
キバットは恐る恐る謝った。
な「お待たせ」
なのははドアを開けた。
そして、なのははまたベッドに飛び込んだ。そして、疲れた様子でぐったりと寝た。
ユ「やっぱり、慣れない魔法を使うのは相当の疲労なんだろうな・・・」
そんななのはを見てユーノは呟いた。
ク「そうですわね・・・」
ユ「僕がもっと、しっかりしないといけないな・・」
キ「ユーノ、お前はちゃんとやってるよ」
街中
ジュエルシードを持った少年とマネージャーの少女は信号待ちをしていた。
少女「今日も凄かったね」
少年「いや、そんなことないよ。ほら、うちはディフェンスがいいからね」
少女「でも、かっこよかった」
少女に褒められて少年は照れくさそうにした。
少年「あ、そうだ」 少女「え?」
少年はポケットからジュエルシードを取り出した。
少年「はい」
そしてそれを少女に差し出した。
少女「わぁ、綺麗・・・」
少年「ただの、石だとは思うんだけど、綺麗だったから」
そして、少女はそれを手に取った。その時、ジュエルシードが発動してしまった。
な「はっ!」
なのははそれに気付き目を覚ました。
ユ「なのは!」
な「気付いた・・・?」
その頃、ジュエルシードを持った二人を中心に巨大な樹が出現した。そして、それは町を破壊しながら大きくなった。
なのはは急いで階段をおりた。
士「なんだぁ、なのは。一緒にはいるかぁ?」
士郎はなのはを風呂に誘った。
な「ごめーん、お父さんまた今度。ちょっとお出かけしてきまーす」
なのはは誘いを断った。
士「ほぉ、いってらっしゃい・・・」
士郎は悲しそうに言った。
なのは達は走って、街の一角にあるマンションに向かった。そして、その屋上に上がった。
な「レイジングハート、お願い!」
そう言うとなのはは、レイジングハートを上に投げ飛ばした。
レ<Stand by.Ready.Set up>
その音声と共になのはは光に包まれた。
ユ「キバット!」
キ「おっしゃー、キバってゴー!ガブッ!!」
キバットはユーノに噛み付いた。
ユ「変身」
そう言うとユーノはキバットをベルトに装着し、キバに変身した。
そして、同時になのはもバリアジャケットを装備した。
な「はっ!」
なのはは愕然とした。
巨大な樹が町を覆っていたからだ。
な「ひどい・・・」
ク「多分、人間が発動させてしまったんです。強い思いで発動させた時、ジュエルシードは一番強い力を発揮するのです」
クリスはなのはに説明した。
なのははキーパーの少年のことを思い出した。
な(やっぱり、あの時の子が持ってたんだ・・・。私、気付いてたはずなのに・・・)
そして、目の前の光景を見た。
な(こんなことになる前に、止められたかもしれないのに・・・)
なのはは後悔した。
ク「なのはお嬢様・・・」
すると、レイジングハートが光った。
キ「なのは?」
な「キバットさん、こういう時にはどうすればいいの?」
キ「え?」
キバットは思わず聞き返した。
な「キバットさん!」
なのはは大きな声をあげた。
キ「あぁ・・。封印するには接近する必要がある。まずは本体になっている部分を見つけねえとな・・・」
キバットがそう言った瞬間、ユーノは魔方陣を展開し広域探査を仕掛けた。
キ「だから、今回はお前が出る幕はないってことだ」
キバットは少し冷たく言った。
な「ううん、私も探す」
そう言うとなのははレイジングハートを振り上げた。
レ<Area Serch>
その音声と共に、なのはは魔方陣を展開した。
な「リリカルマジカル。探して、災厄の根源を!」
なのはが叫ぶと、光の粒が四方八方に散らばった。
ユ・な「「見つけた!」」
キ「ちょっくら距離があるな、アイツを頼るしかねえな」
キバットがそう言うとユーノは
左腰にある緑色の“バッシャーフエッスル”を取り出し、キバットに咥えさせた。その瞬間
キ「バッシャーマグナム!!」
と叫び、フエッスルを鳴らした。
街の一角の紫色に光るビルから、キャッスルドランが現れた。
その城内
ガルル達はトランプで遊んでいた。すると、城内にフエッスルの音色が流れた。
バ「あ、ユーノが呼んでる♪」
そう言うとバッシャーはトランプを放り投げた。
そして、彫像に変化しキャッスルドランから飛び出した。
ユーノはバッシャーマグナムを手に取り、キバの姿をバッシャーフォームに変化させた。
キ「なのは、今回はおめーには無理だ」
な「私も封印のお手伝いをする!」
なのはは自分も封印すると言った。
キ「お前は遠くのものは封印できねぇだろ」
な「できるよ、大丈夫」
なのははレイジングハートを上に向けた。
な「そうだよね、レイジングハート」
そう言った瞬間
レ<Shooting Mode.Set Up.>
音声と共にレイジングハートが姿を変えた。
ク「なのはお嬢様、すごい・・・」
キ「分かったよ。じゃ、タイミングを合わせろよ」
な「はい」
なのはが返事をするとユーノは、バッシャーマグナムのハンマーフィンをキバットに咥えさせた。その瞬間
キ「バッシャーバイト!!」
と叫びアクティブフォースを注入した。
ユーノがバッシャーマグナムを構えなおすと、周囲は夜に包まれた。そして、ユーノの足元には水が張られた。上空と水面には半月が浮かんでいる。
ユ「はあぁぁぁ・・・」
ユーノは両手を広げ天を仰いだ。
そして、ジュエルシードがある方向に向き直ると、キバの眼が光った。
ユ「ふんっ」
ユーノがバッシャーマグナムを上に突き上げると、トルネードフィンが高速回転を始めた。
すると、竜巻が発生し水を巻き上げユーノを包んだ。その中でユーノは一際大きなアクアバレットを生成した。
レ<Stand by.Ready>
な「リリカルマジカル、ジュエルシード・シリアルⅩ封印!」
ユ「はあぁっ!」
掛け声と共にユーノはアクアバレットを、なのはは魔力砲を発射した。そして、二人の攻撃はジュエルシードに命中した。
レ<Sealing>
その音声と共に周囲は桜色の光に包まれた。
闇夜が解けると既に夕方になっていた。
キャッスルドランは少年の手にある、ジュエルシードの魔力を吸い上げた。そして、ユーノはそれを掴みレイジングハートに近づけた。
レ<Receipt No.Ⅹ>
そして、レイジングハートに封印された。
レ<Mode Release>
すると、レイジングハートは排気をした。
な「ありがとう、レイジングハート」
レ<Good Bye>
そう言うと、レイジングハートはなのはのジャケットを解除し、元の宝石に戻った。
そして、ユーノも変身を解いた。
ク(なのはお嬢様、遠距離魔法まで・・・。一体、どれほどの才能を持っておられるのやら・・・)
クリスはなのはの才能に驚嘆した。
な「いろんな人に、迷惑かけちゃったね」
なのはは呟いた。
ユ「え?な、何言ってんだ!なのははちゃんとやってくれてるよ!」
ク「そうですわよ!」
二人はなのはのフォローをしようとした。
な「私、気付いてたんだ。あの子が持ってるの。でも、気のせいだって思っちゃった」
そう言うとなのはは座り込んだ。
ユ「なのは・・・。お願い、悲しい顔しないで。元々は僕が原因で、なのははそれを手伝ってくれてるだけなんだから」
ク「ですから、そんな悲しい顔をしないでください」
二人はなのはを慰めようとした。
しかし、今のなのはにとって二人の優しさが痛かった。
なのははこの日初めての失敗をした。多くの人に迷惑をかけ、ユーノにも迷惑をかけた。
自分のせいで誰かに迷惑をかけたのはとても辛かった。
そして、なのはは思った。
“これからはユーノのお手伝い、というわけでなく自分の意思で、ジュエルシードを集めよう。と。そして、ユーノの足手まといにならないよう、自分の精一杯ではなく。本当の全力全開で頑張ろう”と。
この日、なのはは自分の意思でジュエルシードを探そうと、心に決めた。
あとがき
はぁ~、すんませんでしたm(u_u)m長く待たせた割には、あんまり良い出来ではありませんね。ごめんなさい。
しかも、終わり方微妙で、原作に沿いすぎたのか、なのは主体になってしまったし・・・。
あ、そうえばキバットのためにフォローを入れます。キバットがあのような態度をとったのは
一つは、なのはに無理をさせないため。
これは連日の事件でなのはがかなり疲労していたため、なのはを休ませようとしたものです。
二つ目は、なのはが遠距離魔法を使えない。とおもっていたからです。
ですから、あんな風に言わせてしまいました。
表現がおかしいところ、誤字、脱字やここはこう修正しろ。
との意見があればコメントをください。
感想もお待ちしてます。
次はドッガ編です。明日か明後日には更新しようと思います。