アロハ虹


トリミングハウスOHANA代表 岡林です。





お休みの日に、

兵庫県は丹波市にある 『EGサイクル』さん の工房へ見学に行ってまいりましたキラキラ

前川社長、ありがとうございました!!

社長から聞いてきたお話をまとめたいと思いますビックリマーク




丹波市では、

野生の鹿が増えすぎて困ったことになっているようです。

雪がつもり、草が生えなくなる冬の時期、

鹿が木の皮を食べてしまうと、

木が枯れてしまうんだそうです。




普段は禁猟ですが、

冬の解禁期間になると、猟師さんはじめ、

捕獲用カゴなど(市から貸し出しがあるらしい)の免許のいらない猟具を使って、

一般の方も山を守るために鹿をつかまえるそうです。







その数なんと3万5000頭(H27)

それでもまだ、

鹿が増えているそうで、、、

今年はさらに1万頭多い、4万5000頭の捕獲を目指しているようです。

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つかまえた鹿はどうなるかというと、

90パーセントくらいは埋めてしまったり、焼却したり(コスト高い!)、

有効に活用できていないのが現状のようです。

(※仕留めた証拠として歯などを役場に持ち込むと、お金をもらえるそうです)






猟師さんが鹿を持ち込む組合の解体場も見学いたしましたが、

本当にキレイに、

ムダなくさばいておられました。

あんなにキレイなお肉ははじめて見ました。



本来ならきちんと食べてあげればいいのでしょうが、

あれだけ苦労して、

45キロの鹿から15キロほどしか商品になる部位がとれないというのだから大変です。

30キロの廃棄部位が一頭ごとにでるので、

さらにコストがかかってしまうんです。



鹿はその昔、

神の使いとして崇められる動物だったため、

日本人にはあまり食用のイメージがありません。

神々しい白い鹿の絵なんか見たことありますよね。





それと合わせて過去に『 E型肝炎 』の抗体をもった鹿が発見されたことにより、

食用としての推進を、国が推奨しにくいのも原因のひとつです。

(※実際のところは兵庫、長野、北海道の鹿の生体調査によって、

可能性は限りなく0に近いという結果がでています。

→E型肝炎にかかったイノシシの糞のついて草をたまたま食べた鹿の体内に少量のウイルスが入り、

抗体ができたのではないかと言われているそうです。)



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山を守るために、これだけたくさんの鹿を捕獲して、

ただでさえ食料自給率の低いこの国のわたしたちが有効に活用しないのは、

本当にもったいないことです。




人もおいしくいただきます。

人が食べられない部分は加工して犬もいただきます。

こうしてムダが少しでも減るといいですね。




鹿の解体工場も、EGサイクルさんの工房もみてまわり、

『食べる』という毎日のことが、



『命をいただいている』という感覚を、鋭く感じる見学となりました。

今度は 『EGサイクルさん』 が加工した、

鹿肉製品のこだわりや今までとのハッキリした違いなどについてくわしくご説明したいと思います。





おわり




トリミングハウス OHANA


〒591-8021


大阪府堺市北区新金岡町5-3-421


PHONE&FAX 0722755087(ゴーオハナ)


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メール ohana.dogs.mail@gmail.com


営業時間 朝10時~夜7時まで


定休日 木曜日


駐車場あり (1~2台)


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