少しご無沙汰しております。

以前にもちらりと書いた気がするのですが、今週末「行動コーチングアカデミー 第1回 アニマルトレーニング研修会」があります。
いよいよ明後日です。

場所は、奥田健次先生 が主宰されている行動コーチングアカデミーです(軽井沢の元廃校で、敷地が5000坪ですってよ奥様)。

そもそもは、山本央子先生と僕との間で「いつかは合宿とかやりたいですねー」という話を、ここ1年ぐらいしていたんですよね。
すると「じゃあ、よかったらうちを使ってください」と奥田先生から山本先生にお話があって、あれよあれよという間にアニマルトレーニング研修会開催の運びとなりました。

研修会では、本当に色々なことをやる予定です。
先生のお話を黙って聞く講義ではなく、もう実践実践、また実践。
そして、なにより今回の目玉(だと僕は思ってるんですが)は「事例検討会」です。

あまりなじみのない言葉かもしれません。

「事例検討会」

いわゆる心理職方面や、あとは医療系なんかでも一般的な用語だと思うんですけども。
要は「プロの人が、自分が担当している(またはしていた)ケース(事例)を持ち寄って、皆でディスカッションしましょ」という会です。
これ、これがずーっとやりたかったんですよ。

今の日本の「ドッグトレーニング業界」において、「自分がやった実践を、包み隠さず他の人の前でお話して、意見を頂戴する」なんて機会はまずないと思うんですね(あったらごめんなさい)。
でも、他のいわば「行動や健康の問題を扱う業界」なんかでは、こういうのは当たり前なわけです。
つまり、イヌ関係は何やっとんのよほんまにってなもんです。
だから、だからずーっと「できるだけ、早くやりたいねー」と、山本先生とこの1年ぐらいお話してたんです。
まあ、犬塾でも、徐々にそういった方向に進めていってはいるんですけども。

僕自身、大学の先生に自分の実践を聞いていただいたりして、その都度ありがたいダメだしを頂戴しておりますが、はっきり言ってめちゃくちゃ勉強になります。
うっかりすると、トレーナーさんていうのは「自分のやってることの正しさ」みたいなものに、知らず知らず目が向いたりします。
そして、段々と独りよがりになっていったりします。
だから「自分の実践を公開して、第三者に叩いてもらう」という場が必要だと思うんですよね。

繰り返しになりますけど「行動の問題」というものを扱っている領域で、ドッグトレーニングぐらいのもんだろうと思うです。
そういう場所も機会もないのは。
みんながそれぞれ「私のやり方が正しい」と、カリスマだのお山の大将を目指しちゃってる。
公開するどころか、どんどん非公開にしていっちゃう。
「そういうやり方は、どうなんでしょう?」とちょっと意見しただけで、「私のやり方を否定するおつもりですかプンスカ」と怒りだしたり。
こういうのは、本当にもう止めるべきだよねって思うんですよね。
なにより、第三者のチェックが入らない考えややり方よりも、きちんと評価、批判されたものの方が、クライアントさんの幸せに繋がると思うんです。
医療も、科学も、そうやって発展してきたんだし。

ま、ま、ま、おそらく日本では初の試みです。
とにもかくにも、参加された方々にとって「来てよかった!また参加したい!」って思ってもらえるような研修会にしたいと、山本先生も、奥田先生も、そして僕もやる気出しております。
といっても、あたくしはもう、ほんと隅っこの方で茶々入れるだけだろうとも思うんですが。
なんなら、一番近いところで勉強できるぜぐらいに思っております。
いやもう僕が講師とかほんとおこがましいなぁと。

一応「第1回」ということなので、きっと「第2回」があるんだろうと思います。
ずーっと続いていって、日本のドッグトレーニングが、ここから変わったぐらいになったらまたこれ素敵やん?的な。

やー、それぐらいのもんにしたいという意気込みなんですよ本当に。

ではでは、ワクワクドキドキ不安不安ですが、全力で楽しんで勉強してまいります。
人生初の軽井沢―!

あ、余裕があればの話なんですが。
研修会の合間合間に、様子とかをブログにエントリアップしようと思いますので、お楽しみに。

余裕がなかったらごめんなさい。