それなりにいい子なのに、愛犬の弱点をあげて「ウチの子はダメなんです」という方が時々いらっしゃいます。
そして、それを直そうと一生懸命になり過ぎてしまい、犬のしつけに疲れてしまう方も
もちろんしつけは大事ですが、何事にも得手不得手がありますし、完璧はありません。
愛犬に一切吠えて欲しくない飼い主さんは、日ごろ一切大声を出さないのでしょうか私は出すことがあります
愛犬を呼んだら100%来てほしい飼い主さんは、テレビを見ているときに家族に呼ばれて絶対行くのでしょうか私は「後にして~」ということがよくあります
愛犬のつまみ食いを絶対許せない人は、つまみ食いを一切しない人なのでしょうか私は妻に内緒でシュークリームを買って食べることがあります
人間だって完璧ではないのに、愛犬に完璧を求めるのは勝手なような気がします
もちろん無駄吠えは近所迷惑になりますし、オイデが100%できた方が安全管理にもつながります。つまみ食いは命の危険があるのでさせない方が良いです。が、それらを含めた理想の犬像を100%満たす犬はほとんどいません
自分が出会ってきたインストラクターや訓練士の犬でも何かしら苦手はありました聞こえていないふりをする犬、他の犬を噛む犬、来客に吠える犬、盗み食いをした犬、機敏に動きすぎて周りの犬を脅かしてしまう犬、訓練のデモの時は完璧だけどそれ以外の時は常にヒーヒー言っている犬、そこら中にマーキングをする警察犬訓練士の犬・・・
それらの犬を連れている人は、辛抱強く改善するように努力はしていますが、それ以上に、愛犬の苦手を認め、長い目で付き合っています
そして、愛犬の苦手は、飼い主側がカバー
しています。その連携で愛犬の安全を守ったり、近所迷惑にならないようにしたりしているわけです。
愛犬の悪いところだけを見て嘆くよりも、良いところをしっかり見て、直すべきところもひっくるめて愛犬そのものを認めてあげることが大事です。そのうえで、苦手なことは成長のテーマ・成長の余白として、長い目で付き合っていただきたいと思います
愛犬が成長する方法を知りたいという方は、訪問レッスンにてお受けしております