ダニを予防しよう! | ドッグライフプランはしもと日記

ドッグライフプランはしもと日記

「人も、犬も、犬を飼っていない人も快適なまちづくり」をテーマに大阪市内を中心に活動中! 日々の活動を紹介していきます!

あたたかくなってくると、外部寄生虫が活発になってきます。

外部寄生虫と言えば、ノミ、ダニびっくり

 

前回はノミのお話でしたので、今度はダニのお話です。

 

ダニの種類

 

ダニはまず、屋内ダニと屋外ダニに分類されますハッ

 

「屋内ダニ」は、よく「布団を干してダニを日光で殺しましょう」などと言われるときに登場する「コナダニ」が大半です。これは吸血しませんが、死骸などがアレルギーの元になりますガーン

 

そして「屋外ダニ」もいくつかの種類があり、犬と暮らしているとよく聞くのは「マダニ」「ヒゼンダニ」あたりでしょうか。ヒゼンダニが寄生することで発症するのが、厄介な皮膚病として知られる「疥癬」ですガーン

 

色々な種類があるダニですが、犬の外部寄生虫の予防でノミと並んで話題になるのは「マダニ」であることが多いので、今回はマダニの予防のお話ですルンルン

これがマダニ(吸血前)ですガーン

 

被害

 

(1)血を吸われる

 

貧血になる可能性は低いですが、小型犬が大量寄生された場合などはあり得ますガーン

 

(2)皮膚炎を起こす

 

唾液がアレルゲンとなりアレルギー性皮膚炎を起こしますもぐもぐ

 

(3)バベシアを媒介

 

赤血球に寄生し破壊する「バベシア」という原虫を媒介します。
最悪死に至る感染症ですえーん
人のバベシア症はありますが、犬が感染するモノは人には感染しません。

 

(4)人に感染する病気を媒介

 

・SFTS(重症熱性血小板減少症候群) - この数年メディアでも騒がれた病気。人間では死亡例もありますガーン 犬や猫では発症しないようです。

・ライム病 - 神経症状や関節炎。犬ではまれに元気不振などの急性症状が現れることもガーン

・日本紅斑熱 - 発熱、発疹、最悪死に至りますえーん 犬の発症は不明びっくり

 

感染のしかた

 

屋外で草の裏などにくっついて、犬が通りかかるのを待っていますガーン

通りかかった犬にポトリと落ち、吸血しやすい場所を探し、吸血を始めます。そして、犬の血を満腹になるまで吸いきったら、犬が屋外に出たときにポトリと落ち、消化したらまた犬に寄生する。ということを繰り返しています。

つまりノミと違って基本的に、吸血している個体さえ駆除すれば、家全体を掃除する必要はありませんルンルン(大量に寄生されていた場合は話は変わってくるかもしれませんが・・・)。

吸血後はこんなに膨れ上がりますびっくり

 

駆除(吸血前)

 

犬の体表をうろうろ歩いているダニを見つけたら、簡単に駆除できますキラキラ

ただし卵を持っているマダニの場合潰すと卵が出てしまいます。かと言ってそこらに捨てても戻って来そうで気持ち悪いという方には、セロハンテープで封印して捨てるのがオススメです。

こうすれば密閉されるので出てくることはありませんし、卵も出ることはありませんルンルン

 

駆除(吸血中)

 

吸血中のダニの駆除は容易ではありません。差し口を固めてしまうからですもやもや 下手にひっぱっても頭部だけがちぎれて残ってしまい、その部分が壊死してしまうこともありますびっくり

基本的に獣医師に取ってもらうのがベストです。何らかの理由で獣医師にすぐ連れて行けない場合は、ダニの頭部をつまんで、刺さっている真後ろに引いて取るしかありませんが、お勧めはできません。

 

予防

 

最近では色々な予防薬を動物病院で販売しています。

ノミと同様、背中に薬液を垂らすスポットタイプや、フィラリア・ダニも予防できる飲み薬もありますOK

ノミダニの予防薬はホームセンターでも売られていますが、動物病院にしか卸していないモノや、そもそも獣医師の処方が必要なモノ(要指示薬)もあり、一般的には動物病院で購入するもののほうが効果が高いグッようです。どこで購入するか、しっかり検討する必要があるかと思います。

 

暑い夏を快適に乗り越えるためにも、マダニの予防、きちんとしましょう!!ウインク爆笑