嵐の大野智くんが血液のがんに冒されるというドラマ、
観ちゃいました。

観終わって……………、とても疲れました。

毎年、24時間テレビの、どんなエピソードを見ても泣くから
その土日の疲労感ったらないんだけど。

何て言うか、それまでの
ただ「かわいそう。。。」という同情心ではなく、
ドラマの中のいろいろなシチュエーションの
“その瞬間”の気持ちが
自分の記憶にあるだけに、観ていて苦しかったです。。。


  突然パタパタッと音を立てて鼻血が出たこと
  (私の場合は抗凝固剤服用のせいで、あんなに大量じゃないけど)

  病状が確定した時の5年生存率を聞かされたこと
  (明細胞腺がんは抗がん剤が効きにくいこと)

  抗がん剤治療で脱毛する前に、髪を短くしたこと
  (退院の前日に、病院の理容室でカットしてもらった)

  初回抗がん剤治療の、楽勝だと思っていたら違ったこと
  (点滴しながらお昼ご飯が食べられたけど、翌日夜から症状が出た)

  抵抗力が落ちているせいで生ものが食べられなかったこと

  解禁になって初めて食べたきゅうりやお刺身のおいしかったこと


一番泣けたのは
三浦友和さん演じる父ちゃんの
「大丈夫だ!」という言葉。
多分、まだ序盤の頃の台詞だったと思う。

一見、無責任にも楽天的にもとれる言葉だけど
自分の絶対的存在である人にそう言われたら
きっと安心できたと思う、私も。

劇中の大野くんが緩和ケアを望んだ時に
「父ちゃんに大丈夫だって言ってほしい」という台詞で
またしても泣けた。

病院側のスタッフは決して「大丈夫」だなんて言わない。
ほんのわずかでも確率があるなら
最悪のパターンすら簡単に口にする。

「大丈夫だ」って誰かに言ってもらいたかったな。。。


でも、私はいま無事に生きている。



森三中・大島さん、走る人完走おめでとう!グッド!