3か月前のこと、夜9時ぐらいに
『ピンポーン』
と、ベルが鳴る。
インターホーン越しに、出てみると、警察官の姿が。
( ゚д゚)ハッ!
とうとう俺にも追手が・・・・。
と、勝手な想像をしながら出てみると、いつも来ていただいているお客さんの手に、モサモサの犬が。
話を聞いてみると、どうやらお客さんが保護されたらしく、当店のお客さんではないかと尋ねてこられました。
毛の伸び方からすると、明らかに数か月、いや1年近くはトリミングをしていない様子。
保護直後
ここで、捨て犬・迷い犬などを見つけた場合どうしたら良いのかと、簡単な流れを説明いたします。
1、捨て犬や迷い犬を見つけた場合、まずは安全を確保してあげてから、警察へ連絡しましょう。
2、拾得者(犬は物扱いとなる為このような言い方になります)が、預かれない場合は一時的に警察に保護して頂きましょう。
3、警察で一時的に預かって頂いている期間内にできる限りのことをしてあげてください。例えば、本当の飼い主探しや警察の一時預かり期限を過ぎてしまった場合に自宅などで保護してくださる方を探す。保健所への連絡も忘れずに!
4、警察の保護期間中に飼い主が現れない場合は、保健所へ連れていかれます。警察での、預かり期間は場所によっても多少違うそうですが、3~4日程度だそうです。
5、保健所へ運ばれ7日以内に殺処分となります。運が良ければ、動物愛護団体の方が引き取ってくれる場合もございますが、愛護団体の方にも引き取れる数が限られておりますので、ほとんど期待は出来ません。
千葉県動物愛護センター内部(平成20年6月撮影)
以上が、捨て犬・迷い犬を見つけたら、3まではどなた様でも出来るはずです。
4と5に関しては、誰かに助けを求めることも必要です。
幸い今回保護された犬は、私の親戚が飼ってくれることになり、命を救われましたがこれは非常に稀な例です。
現在、全国で年間約30万頭の犬猫が殺処分されています。
愛犬家の皆様も、捨て犬・迷い犬に遭遇するかもしれません。
その際は、どうぞ思いやりのある行動をお願いいたします。。。。
もし、どうしていいか分からなければ、ご遠慮なく相談してください。
新しい飼い主のお家へ行くことが決まった前日(´∀`)
こんなにキレイになりました(゚∀゚)
本当に保護してくださったお客さんありがとうございます!
保護が少しでも遅れていたら、車に轢かれてもおかしくない場所にいたそうです・・・・。