嘘を吐く君の顔を見たくないだけ

君の表情は、いつでも優しさをたたえて

そこに存在していて欲しいだけ

 

ふいに見せる何かに怯える表情

その先に

僕が知らない世界があるね

僕の知らない君に

ミステリアスさなんて感じない

そんな不可思議さを

人に求めるほど、僕は子供じゃない

 

ミステリアス

魔性の女

掴みどころの無い人

 

そんな言葉で君を片付けたくない

君が君で在るために

君は誠実に生きてきただけだから

 

過去の闇や傷は

誰もが抱える、それぞれの生きた印

良いとか悪いとか

そんな安っぽい定規で計るもんじゃない

 

君の笑顔が、無防備であればあるほど

それを失う瞬間が怖い

時々君の見せるまなざしが、

永遠は無いという事を気づかせるから

 

ミステリアス

魔性の女

掴みどころの無い人

 

そんな言葉で君を片付けたくない

君が君で在るために

君は懸命に生きただけだから

 

ファムファタール・運命の女(人)

その姿を晒すため

僕の真実を生贄に捧げよう

それほどまでに、互いの姿を

見つめ合わなきゃ

君には近づけない

 

ファムファタール・運命の女(人)

ビロード色した虚無の海に漂う君

その海の深さを誰も知る事はない

僕はただ共にいたいだけ

その海の中で共に、君と

 

ファムファタール・運命の女(人)だから....