先日の書き方では意味不明と思われるかも?と気づいたので状況をもう少し詳しく書くことにします。

 

グーの検査結果は概ね良好で服薬が功を奏していることがわかり安心できました。ただ私としては「念のため」のつもりで受けた腹部エコー検査で副腎が大きくなっていることが判明しました。副腎は左右の腎臓の上にある小さな内分泌臓器で生命維持に欠かせないホルモンを分泌しています。あらゆる病気に効くのではないかと思われる「ステロイド」も、かつては副腎皮質ホルモンと呼ばれていて、副腎から分泌されるホルモンです。

 

グーの場合は左側が大きくなっていることがわかりましたが、右側は呼吸の度に肋骨が動いてしまうため右側の副腎の画像が読み取れなかったそうで、そのために12月半ばに朝食抜きで通院して鎮静剤を使って再検査を受けることになりました。

 

担当医の説明では、左だけが大きくなっているなら腫瘍などが考えられるが、左右両方が大きくなっているなら脳に問題がある可能性があるので、その場合はホルモン検査を受ける必要があるとのことでした。

 

グーは私が大人になってから一緒に暮らすワンとしては6代目です。1代目は交通事故で8歳の時に亡くなりましたが、それ以外のワンは平蔵を除くと13~15歳のときに亡くなりました。2代目と3代目は癌になり手術や抗がん剤治療を受けましたが再発や転移し、4代目は福島出身、原発事故で人々が避難した後も放射能が降り注いでいた地域に1か月余り食べるものもなく生き延びて4月末に保護団体が一斉に入った際に保護されました。私がボランティアで出会った時はすでに健康を回復していましたが、保護されたばかりの頃は皆が激しい下痢に悩まされていたそうです。我が家に来てからは大きな病気もなく暮らしていましたが、5年半ほど経ったときに突然立てなくなりました。検査の結果、アジソン病(副腎機能低下症)と診断され、当初はフロリネフと言うお薬を飲んでいましたが副作用の嘔吐がひどかったためステロイドの注射に変えました。その後も食道拡張症を発症したりして徐々に弱り、肺水腫で苦しい最期を迎えたのは今でも悲しく辛い思い出です。

 

グーの診察時に副腎と聞いて咄嗟にアジソン病を思い出しましたが、グーの場合は亢進症のクッシングの可能性があると言われました。いずれにしても検査結果が出てからです。グーは甲状腺機能低下症と言う持病がありますが服薬でコントロールできているので13歳(来月には14歳)のわりに若くて元気だから、この子も平蔵のように大きな病気をせずに長生きできるのでは、と思っていたのですが、残念ながら闘病生活が始まってしまうかもしれません。

 

お散歩ボランティアのKさんに手を拭いて頂いているときの写真です

オバチャンと違ってKさんは丁寧に拭いてくれるんだ by グー