こんにちは
いぬとび書道教室です
本日、金曜日の生配信は「行書の基本」でした
「右ばらい」ひとつで
その文字全体の美しさが決まってしまいます
逆に言えば、
右ばらいを習得すれば早く上達ができるってこと
「ひらがな」をなめてはいけない、絶対に
初レッスン前のヒアリングで
「ひらがなより、熟語の漢字からはじめたいです」
「ひらがなより、よく使う文章とかがいいです」
「ひらがなより、短歌とか書きたいです」
これ、よく言われます
わかります！
なるべく早く上手くなりたいから
よくつかう実用的な字から練習したい
ひらがなを学びなおすなんてめんどくさい
どうせやるなら「実用的」なものからっしょ！
って当然のように思ってた
でもね
実は
その私の考え方が上手くならない要因だったんです
要因としては、それだけじゃないんだけど
大人初心者によくある考え方で
ひらがなをなめている
なめてちゃダメなん？
実際に、
漢字から学ぶことを推奨する教室もあるし
でもひらがなを
なめてちゃダメ！
「ひらがな」はカンタンだと思われがちだけど、実は「漢字」よりも難しい！
にゃーーーーーーー！
簡単じゃないの？
だって小学校で一番最初に習うやん
小学生で一番最初に習う理由は
簡単にきれいに書けるからではありません
ひらがなは日本語の基本
46文字のみ
書き順も少なく覚えやすい
これだけの理由
小学生でも無理なく覚えられるってだけで
大人になるまでたくさん書くから
「きれいに書けるはず♡」
ではない
ひらがなって
４６字しかない
けど
４６通りのルールがある！
にゃーーーーーー！？
漢字はいくつかうまく書くコツがわかれば、他の漢字でもそのコツを使い回しできたりします
でも、ひらがなは
「あ」を上手に書くコツがわかっても、「い」が上手に書けるわけではない
すべてのひらがなの、
46通りルールを学ぶ必要があります
漢字「3割」、ひらがな「7割」
これ、読みやすい文章の比率です
ひらがなが下手な人の文章は
漢字がキレイに書けててもバランスが悪い
漢字が「家」だとしたら
ひらがなは「土地」
土地がしっかり安定していないと
どんだけキレイなお家でも倒れてしまいます
漢字が「静」
なら
ひらがなは「動」
「静」のままの感覚で書いてしまうと
あからさまに下手に見える
ちょっとしたズレで
「動」のひらがなは簡単にくずれてしまう
きれいに見える文章は
漢字3割、ひらがな7割
その7割のひらがなを下手だったら？
当然、文章は上手に見えないですよね
どれだけよく使う漢字を上達させても
ひらがながないと文章は成立しません
だから
なるべく早く上達したい人は
「ひらがな」から攻略すべき
これが速効で上達できるコツでもあります
書道は一般的に
「お手本を真似して書く」ことをコツコツと何年もかけて、技術を習得していくもの
さらに言えば「お手本を真似してきれいに書くコツ」は何年もかけ
自分自身で見つけないといけません
技術を手に入れるって、時間かかるよね…
7年間書道をしていて、今、後悔してること
私は40歳で書道をはじめました
ずいぶんと遅咲きです
今、後悔してるといえば
「こうすればもっと早く上達できたのに！」
ってこと
7年間、効率の悪い練習ばかりしてきたな～って思う
だから
その7年間の『こうすれば』をもっともっと発信して
一人でも多くの人に自分の字を好きになってもらいたい
お手本のような字はすぐに書けなくても
「人前で自信をもって書ける」ぐらい
あなたの字は必ず上手くなります！
一緒にがんばろう！
それでは、このへんで
いぬとび書道教室
【ポッドキャストでも毎日しゃべくってます😊】
