【校】ポイントは、筆順と形。左払い、横画の長さに注意。
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左
あなたは左利きですか?
左利きで書道をしている人は、みんな口をそろえて「大変」だと言います。
確かに。
書道の世界は「右手」が「正式」だとされていて、作法から、道具からすべて右手を前提に作られています。
海外の方に教えるときには、もっと大変です。
日本のように、右手に矯正されている人はほとんどいないので、左手の方はかなり多い。
なぜ、右手で持たないといけないのか?という説明も必要になります。
筆に関しては、左利きの方には必ず右手で持ってもらいます。
最初はツライかもしれないけれど、結果的にそっちの方がラクになる。
そこを説得するのが面倒だからって、先々苦労する道を進んでほしくはありません。
「個人の自由」
と言う人もいるでしょう。
それも、自由です。
ただ、書道の本質は永久に変わりません。
そこに抗うもよし、身をゆだねるも良し。
もし私が左利きだったら。
100%右手で書きます。
それは「左利きの人にしか書けない」ソフトな線があるのです。
利き手でないからこそ生まれる、繊細で優しい線。
無駄な力を一切排除した素晴らしい線です。
デメリットの裏には、必ずメリットがある。
あなたなら、どちらを選びますか?
それでは、このへんで。