[いのちをいただく] | 徒然なるままに、その日暮らし

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アラフィフのおっさんが、ミドルエイジクライシスにおびえながら、日々努力しているLifetime Respect(自己満足)日記www





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「いのちをいただく」

西日本新聞社より

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その絵本の帯に、一人の名も無い主婦のメッセージが書かれていた。 


「朗読を聴いて、うちのムスメが食事を残さなくなりました」


絵本に食肉加工センターの「坂本さん」という人が登場する。


実在の人物である。

坂本さんの職場では毎日毎日たくさんの牛が殺され、

その肉が市場に卸されている。


牛を殺すとき、牛と目が合う。

そのたびに坂本さんは、

「いつかこの仕事をやめよう」と思っていた。



ある日の夕方、牛を荷台に乗せた一台のトラックがやってきた。

「明日の牛か…」と坂本さんは思った。


しかし、いつまで経っても荷台から牛が降りてこない。


不思議に思って覗いてみると、10歳くらいの女の子が、

牛のお腹をさすりながら何か話し掛けている。


その声が聞こえてきた。

「みいちゃん、ごめんねぇ。みいちゃん、ごめんねぇ……」


坂本さんは思った、

(見なきゃよかった…)


女の子のおじいちゃんが坂本さんに頭を下げた。


「みいちゃんはこの子と一緒に育てました。

だけん、ずっとうちに置いとくつもりでした。

ばってん、みいちゃんば売らんと、お正月が来んとです。

明日はよろしくお願いします…」 


(もうできん。もうこの仕事はやめよう)


と思った坂本さん、明日の仕事を休むことにした。


家に帰ってから、そのことを小学生の息子のしのぶ君に話した。


しのぶ君はじっと聞いていた。


一緒にお風呂に入ったとき、しのぶ君は父親に言った。


「やっぱりお父さんがしてやってよ。

心の無か人がしたら牛が苦しむけん」


しかし、坂本さんは休むと決めていた。


翌日、学校に行く前に、しのぶ君はもう一度言った。



「お父さん、今日は行かなんよ!(行かないといけないよ)」


坂本さんの心が揺れた。

そしてしぶしぶ仕事場へと車を走らせた。

牛舎に入った。


坂本さんを見ると、

他の牛と同じようにみいちゃんも角を下げて威嚇するポーズをとった。



「みいちゃん、ごめんよう。

みいちゃんが肉にならんとみんなが困るけん。

ごめんよう」


と言うと、みいちゃんは坂本さんに首をこすり付けてきた。


殺すとき、動いて急所をはずすと牛は苦しむ。


坂本さんが、


「じっとしとけよ、じっとしとけよ」


と言うと、みいちゃんは動かなくなった。


次の瞬間

みいちゃんの目から大きな涙がこぼれ落ちた。


牛の涙を坂本さんは初めて見た。



・・・━━━☆・
今日の1歩
・・・━━━☆・

僕たちは大切な命をいただいて

生かされているんですね。


「いただきます」や「ごちそうさまでした」


心を込めて言いましょう





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