いきなり難しい話しになるが、なるべく簡単に説明したい
。「悟り」とは、「何か?」釈迦の辿り着いた思想とは?釈迦は、紀元前400~600年くらいに、ネパールで生まれたらしい。
諸説あるが、ハッキリしない。理由の一つは当時インドなどは輪廻転生が信じられていたため時間に対する価値観が無く。何度も生まれ変わるので時間に執着がなかった。ゼロの数字もインド発祥だったはず。一言で釈迦の考え方を言えば、一元論だ
。「全宇宙はひとつ」と言う事。2500年前の人が、この考えに至ったのは凄い。解説しよう。人間の体は2兆個の細胞で出来ている。細胞ひとつに焦点を絞ると人間の体は宇宙の様だ。
逆に「宇宙の果ては?」今だ解らない。釈迦は無限だと言う。大宇宙から見れば人間は小さな小さな細胞のひとつだ。そう人間の体の中にも宇宙、体の外も大宇宙。要するに宇宙の一部が人間。「私」は無い事が解る。短い時間、体と言う借りの姿でいるだけだ。すぐに体と別れ死ななくてはならない。金も土地も肩書きもあの世には持って行けない
。貴方と私は別々では無い。「私」は無いから全体の一部なのだ。釈迦が言う「一元論」解りました?物質、人間の目に見える事だけでは、理解出来ない。魂が何度も生まれ変わる輪廻転生の思想感だ。
ちょうど、丸い輪をクルクル回ってる魂。生から死、死から生、悪から善、クルクル回って回る。道元が言う「生まれる事も無く死ぬ事もない」輪廻転生の事だ。しかし、その事が解り世俗の執着から解放たれたら、クルクル回る輪を抜けて完全なる自由になる。
「鳥とともに歌い、花とともに咲き、風とともに舞う、星とともに輝く」美しい。実に美しい。考えるのでなく、感じろ!完全なる自由になれば仏陀、神とひとつになれる。小さなひとしずくの水が大河になる様に。美しい、本当でも嘘でもいい、これほど美しい考え方が有るだろうか?
「私たちは孤独では無い、皆、神の子、仏陀の子だ、気づき、ひとつになろう」「悟りとは、私が悟ったのではなく私から見れば全ての物が悟りを得たのだ。
仏陀で無い物は何ひとつ無い」「全宇宙はひとつ」 僕があの世に行ったら、釈迦と道元に会いたい。彼らは言うだろう。「待ってましたよ」と。勿論仕事し、お金を稼いで飯食べないと生きて行けない世の中だが、こういう次元の話しも大切だ。物の見方180度変わる。感謝 感謝 感謝