イヌ、動物達が運動する事って凄く大事だと思うんです。
今回はめちゃ長い、文ばかり。。
覚悟してください笑
しかも垂れ流しなので、まとまってません、いつもだけど
そしてもっと根本的にいうと、凄くざっくりいうと、、本来の生き方+飼育下での管理だと思うんですよ。
本来、活動的な動物なのか、あまり活動的ではない動物なのか?など考える必要があります。
そして、本来はどんな風な食事をして、どんな風な頻度で食事をするのか?
色んな事を考える必要があるのです(自戒)
まず体格。
例えば、私の好きな動物ゾウ🐘。
現存する陸上動物の中で最も大きな体格を持つ動物です。アフリカゾウ、オスなら体高は3.5mに達する個体もいて体重は7トンを超える個体もいます。
それに次ぐアジアゾウも体高3m、体重5トンを超える個体もいます。
両者共に最大記録ならその数値を上回る個体もいます。
対照的に、小さい動物としてよく名前に上がるネズミ🐀。
ハツカネズミ🐁とかなら体重は30gにもならないのが普通です。
体格差は色んな違いをもたらします。
わかりやすいようにサイコロ🎲で例えます。
本来は絵の方がわかりやすいけど省く
サイコロ🎲1つ。(単位は省く)
1つの面の広さ、面積、一般の長さをを1とします。
そして1つの重さ、体積を1とします。
1つのサイコロ
面は6つなので、面積は6です。
重さは1、体積は1です。
このサイコロのサイズ(辺の長さ)を10倍にします。
そしたら一辺の長さは10になります。
面の広さは10✖️10なので100になります。
それが6面なので、全部の面積は600になります。
体積、重さはどうでしょう?
10✖️10✖️10なので1,000になります。
サイコロの数は1,000なのです!
面積は600倍だけど、体積は1,000倍なのです
つまり、体積(体重)に対して面積はそこまで大きくならないのです。
これは熱が逃げないという事です
身体が大きい動物は熱が逃げにくく、逆に皮膚を通しての外の世界からの影響を受けにくいのです。
熱が逃げにくいということは、寒さに強く暑さに弱い。
ゾウは🐘身体が大きく暑がりです。
水や泥を浴びたり、面積の大きな耳をパタパタさせて体を冷やします。
熱が逃げにくいということは、代謝が低くなります。体温の設定温度にもよります。
例えば基礎体温が低い動物と高い動物では、体温の高い動物の方がよく食べます。
ここまでまとめると、体の小さい動物の方がら代謝が活発でよく食べます。
そして暑さ、寒さに弱く、体の大きい動物はその逆ということです。
ネズミは🐀ちょこまか動き、ゾウはのっしのっしと動きます。
体の大きい動物が動きすぎると、オーバーヒートを起こします。
ネズミは休みなく動き回り、高い代謝に見合ったカロリーを得るために沢山食べます。
「貧乏暇なし」ってとこです。
ハツカネズミは体重の4分の1から3分の1の量を食べます。
体重の25〜33%の量の餌を食べるのです
これを体重60kgの人に例えると、15から20kg近い量のご飯を食べることになります
ゾウの体重はおよそ3トンから6トンです。
種類や性別、年齢によりますが。メスは3トンくらい、オスは5、6トンです。
しかし食べる量は100から多くて300kgです。
6トンのゾウが300kgの餌を食べたとしても、体重の5%です。
体重60kgの人に換算すると、3キロくらいです。
この事から動物の種類による代謝の違いの大切さがわかると思います。
そして、動くこと、運動することについてです。
例えば、同じ捕食者でも積極的に狩りをするのか、待ち伏せ型なのかによって変わります。
活動量ってやつですね。
ざっくりいうとネコ科は待ち伏せがほとんどだし、イヌ科は追跡スタイルですね。
草食動物も同じです。
長く歩いて旅をしながら餌を求めて歩きまくる動物なのか。
それともそこまで動かないで過ごすのか。
そして本来の生き方、習性に耐えうる様に動物の身体はできています。私はそう思います。
よく前脚で穴を掘る動物は、爪が伸びるのが早く、硬いことが多いです。
その動物を、穴掘りできない環境で飼うと爪が伸びすぎる可能性があります。
またキリンやシマウマなどの蹄を持ち、歩き回ったり走り回ったりして餌を求める動物も爪が大事です。ゾウも同じくです。
体重が重かったり、硬い地面を歩く、長い距離を歩く、走るなどをする動物達です。
飼育スペースの床材や、面積によっては蹄の削れ方や伸び方などに異常がでたり、蹄が割れてしまいます。
それが歩様を狂わせたり、傷口から感染症を引き起こしたり、関節や骨に負担をかけて、病気の引き金になってしまうのです。
牧場の牛や馬、動物園のゾウなどが削蹄をするのはそういうことですね。
家畜と野生動物はまた別ですが、本来の生き方から違った生活をさせると歪みが出てきてしまうんでしょう
飼育下では、野生の様に、その動物らしくを再現するのは難しいことも多いです。
動物園のトラ🐅の本能や運動量を満たすために、生きたシカ🦌を餌として与えるとしましょう。
国によっては、倫理的な問題で大バッシングでしょう
イヌに生きたウサギを与えでもしたら、たまったもんじゃないでしょう
だからこそ、人間側が色んな工夫をするわけです。
そしてこの動くことというのは、四肢の筋肉とかの発達だけに限ったことではありません。
しっかりと動くこと、動物本来の活動スタイルは、全身にとっていい刺激です。心肺機能、骨への良い刺激、メンタルにとっての良い刺激など沢山あります。
また内臓の活動量、消化能力にも良い刺激です。
ウマ🐎とかの疝痛に対して、軽い引き運動が良い影響がありますね。
勿論、色んな条件がありますが草食動物にとって(他の動物にとっても)腸の蠕動運動を刺激するって大事なんですよね。
若いうちって、中々運動の大切さに気づかないことが多いです。
しかし、いつの間にかソファに飛び乗れなくなり、車に飛び乗れなくなり、庭で駆けることもなくなります。。イヌだって、ゾウだって、ネズミだって、ワニだって、ヘビだって、何だってみんな老いていきます。基本的に動物はみんな老いていくのです。これは揺るぎないことです。
その老いからくる、身体機能の衰えをカバーしてくれることの一つが運動、動く習慣なのです。
私、とある機会がありアトラスと同じくらいの体格、同じくらい、それより若い雑種の犬達を運動に連れ出す機会がありました。
もちろん一頭ずつです。
最初のスタートはギャロップ、キャンターでとにかく私を引っ張り走りたい欲でドンドンいきます。トロットになってもらい、1〜1.3kmあたりからペースは落ち始めます。
4km走った頃には、それなりに犬達は疲れておりました。
アトラスならば同じペースで8kmくらいぶっ通しではしります。トロットで(^◇^;)
9歳ですよ、アトラス
広場に放せば走りまわり、体力がある様に見えてもやはり日頃鍛えたものには敵わないんですよね。良いとか悪いとか、ダメとかそういうことではなく、一つの事実として気づきました。
「動くこと、運動習慣って本当に大事なんだな」って。
アトラスも年齢は考慮して、負荷と休息とちゃんと毎日のバランスはとります。
それでも例えば何日も連続で散歩に連れ出さない日とかはまずあり得ません。
基本的に運動には毎日連れ出します。
人間でもデスクワークばかりの人でも、毎日1時間ウォーキングするとか、朝晩ランニングするとかそういう習慣が後々生きてくると思っております。
そういう習慣が、1週間、1ヶ月、1年、10年と続けば必ず効果があると思ってます。
そういう適度に歩く習慣、運動する習慣が心肺機能や筋力、認知機能にプラスの影響を与える研究結果が出てますよね。
動物では種類によりますが、そこまで細かく研究されているわけではありません。
まだまだこれからの分野です。
人が飼育する動物ならば、本来の姿に近い暮らしと人間側の管理方法の折り合いをうまくつけて飼育することがベストだと思っております。
その中で動物の身体を動かす習慣は、人間側が特に上手く工夫して欲しいと感じております。
地域、お国柄もありますし、動物の種類にもよります。動物の幸福云々の前に、明日の生きる手段として動物を飼育しているところもありますから。
私はアトラスに家畜の誘導をさせてるわけでも無いし、動物を捕らえてもらう訳でもありません。その必要はないからです。
しかし、そういう手段として犬を飼育して、パートナーとして大切にしている人もいます。
私もアトラスは素晴らしいパートナーと思っていますが、生きる手段として飼育はしておりません。そこら辺の違いはありますが、上手く管理する、色んな人たちを参考にしていくということは沢山あります。
犬の散歩って大変、疲れる、面倒、、という方も多いでしょう。人間側も常にベストな状態ではないですしね。
死にそうになっても犬の散歩行け!とは思いませんが
散歩に連れて行きたくても、もう老いてロング散歩にも行けないってあっという間ですよ。
犬の時間は早いですから。そして戻りたくても時間は戻せません
今散歩、運動を工夫して習慣化したら老いた時にプラスが返ってきます
活発な動物種は特に、身体を動かしてもらう工夫をした方が良いと思います。
マニアックな話になりますが、皆さん大型ネコ科の前脚をしっかり見たことありますか
トラやライオンの前腕などの太さや前足の大きさってイヌ科と全然違いますよね。長距離を走り抜けることに特化したオオカミやリカオン。
基本待ち伏せして、短距離走って、獲物を組み伏せて、窒息or失血死させるトラやライオン。
(ちなみにライオンの方がトラより走るの得意)
この狩りのスタイルの違いが、腕にも出るわけですね。
さあさあ、この前腕の太さですが野生の成熟したトラやライオン、サファリパークの個体、動物園の個体、特に地面がコンクリで狭めの個体。
これらを比べてみると面白いです。
野生の個体は実際に走って、獲物を捕らえてますから前腕の筋肉は著しく発達しております。
サファリパークの個体は野生よりは走りませんが、比較的走る機会がありますのでそれなりには発達します。しかし、スペースが限られていたり、爪を立てて木に登るなどの機会があまりない個体は段々と前腕の筋肉が細くなります。
勿論人間と比べたら圧倒的な強さですし、若い頃はあまりわからないです。
段々とその差が出てくるのです。
イヌもそうですよね。アスファルトばかりを走っている犬は、肩とかは発達しますが前腕の筋肉が少し薄かったりします。
逆に走りまくっている犬は、少しパンプアップすると血管すら浮き出てムキっと発達します。
こういう差は大きいですが、中々面白さや大切さって伝わりにくいですよね
もともとアスファルトを走る様に進化してきた動物がいるなら、いざしらず。
実際そんな動物はいません
だからこそ、飼育下と本来の暮らし方のバランスをうまく見つける必要があるのです。
動物は、多かれ少なかれ動くとを前提に体が出来ていると私は考えています。
そういう生活をして、何世代も生きてきました。
個体差、種差、品種差はあれど本来の生き方を前提とした身体をしているものです。
それを頭の片隅にでもいれながら、飼育管理をしたいものです。
いやー、長!☺️
ダラダラと書いてしまいました笑
何日かかったかな、、