健脚育成、、

四肢動物にとって脚の状態は、健康寿命を左右します。
医療が発達した現在は、病気などの影響で四肢に問題が起きてもそれをケアする手段が多くあります。

病気で断脚手術をしたり、生まれながらに四肢に問題があってもしっかりと生きていける個体も飼育動物では多いですね。


しかし、健脚を維持する、健脚を育成するのは大事なことですビックリマーク

普通は、飼育動物が幼獣の頃から、老いた時のことって中々考えませんよね。私もアトラスが子犬のうちから「この子が歳取ったらどうしていこう?」とか考えてませんでしたから目


それでも動物は老いていき、最期の時を迎えます。動物の寿命は四肢や歯に影響します。

歯が磨耗し、噛み合わせが悪くなったり、口腔トラブルで餌を食べられなくなり死ぬ動物もいます。また四肢を怪我したことにより、他の動物に食べられたり、獲物を取れなくなって飢えて死ぬのもいますね。



自然界では当たり前なことですが、飼育動物は違います。飼育者サイドが、ケアをしていけばその問題を抑えたり、遅らせたりすることは可能な事も多いですニコニコ

給餌内容で、口腔トラブルを回避したり、歯磨きなどでケアをする事もできますビックリマーク


そして題にもある「健脚育成」です。

イヌについてですが、平地をただ人間のゆっくりとした歩きについて歩くだけでは十分に筋肉を鍛える事はできません。

小さな小さな犬なら、歩幅が小さいのでトロットになるとは思いますがあせる


飼い主の歩幅にもよりますが、中型犬、大型犬では十分に四肢を伸ばして歩く事は難しいですね。

それで飼い主のペースに合わす犬もいるもんだから、側対歩になってる犬もチラホラ見かけます。



しっかり走る事も大事です。

週末だけたまにドッグランに行って走るだけでは、健康な成犬では十分な健脚育成にはならないと思います。能力以上に過度にやり過ぎるのは、考えものですが運動しなさ過ぎは不健康です。



平地を歩くだけではなく、坂道、山道、岩場など複雑な足元を歩く事も四肢に良い刺激です凝視

慣れてない飼い主ならば、怪我に気をつけて最初はゆっくり登ることをお勧めします。



そうやっていくうちに、犬の四肢はしっかりと筋肉がついていきます。

老齢になれば、筋肉は確かに落ちていきます。若い頃のようにパンパンに張った大腿の筋肉!とはいかないでしょう、、無気力

それでもしっかりと四肢に受けた刺激は、機能しています。歩幅をしっかり保って歩こうとします。多少の凸凹も頑張れます。


もちろん全てがそうは行きません。

老化の具合、健康状態は個体差があります。

それでも「健脚育成」は大きな価値があると私は思います。

健康寿命のためにも、、