大艦巨砲に I Love You
タカトクトイス 特装機兵ドルバック
1/72 ボナパルト タルカス
ドルバック
1/72 ボナパルト タルカスです。
“どうでもいいけど もっと万人ウケするネタやったほうが いいんじゃないかなぁ”
と言う罵詈雑言を世界に発信されてしまったので、一般ウケするドルバックで逆襲です!
リアルロボットアニメ全盛の80年代に「バルキリーショック」で始まった可変ロボットブーム。そのブームに葦プロダクションが安易に乗っかったリアルロボットアニメーション「特装機兵ドルバック」!
第1話と最終回の最後10分位を観た記憶があります。
あの頃ってバイファムやガリアン、エルガイム等、他に観るべきモノを幾らでもやっていたもので・・・
ドルバックなんか観なくても、全っ然困りませんでしたッ!
可変ロボット+パワードアーマー(パワードスーツ)+量産兵器という当時の流行を全部載せした筈なんですが、回りを見ても何故か誰一人としてドルバックなんて気にしてる者は見当たらず・・・
そういう自分も、プラモ屋さんで誠印のパワードアーマーを見て心が揺さぶられた訳でも無く・・・
何がダメだったんでしょう?
異星からの侵略者イデリアの機動兵器「カングライド」に唯一対抗できる地球の兵器バリアブルマシーン(VM)。
ジープ・戦闘ヘリ・戦車(NTさん、本当にここにタンカーを入れてしまっていいんでしょうか?)が人型に変型します。
何故コレ等が唯一対抗できるのか?、人型になれば一体何なのか?
なんてことは無粋です!
見た目だけはキャリバー(ジープ)やガゼット(戦闘ヘリ)共にカッコ良く、直線を多用するメカデザイナー板橋克己が担当したこれらVMは全て破綻無く完全変型する好デザイン。
しかしこのタルカスのデザイン、他VMに比べあまりにも潔過ぎの様な・・・
そんなタルカスの変形は、基本戦車の車体が起き上がっただけ!
現用戦車が被弾面積を下げる為、如何にして車高を抑えようか、装甲の傾斜角度はどうあるべきかと奮闘努力しているのに対し、このタルカスは塗り壁が如く垂直に立ち上がってしまいました!!
ただの的でしょう、コレ・・・
もしかしてドルバック隊って第13独立部隊?
タルカスは他のVMと違い人型(?)に変形しても歩ける訳ではなく、移動方法は戦車形態と同じくキャタピラーを使用。
腿と足首しか無く膝がありませんから歩行は完全に不可能です!!
また変形後に腕が生えますが、肩から直接前腕が生えたこの腕でカングライドとか殴るんですか?
・・・Wikiを見ると殴っていたらしいです!
変形の需要はやはり腕!
右腕前腕部がウェポンコンテナになっており、変形することでやっと内蔵兵器(ガスレーザー砲orコロナビーム砲)を使用出来る次第。
あきらかに設計ミスかと思われます。
そして本末転倒!
タルカスは変形することによりコチラの装甲ユニットを実装可能。
計画当初はタルカスも他VM同様完全な二足歩行が可能なVMとして設計されていましたが、より強力で大型な兵器を搭載する為に自重が重み、やむ無く二足歩行を諦めた筈でした。
しかし完成したタルカス、武装が全然足りてなかったみたいです!
よって背面及び両脹脛に「装甲ユニット」と名付けられた追加兵装ユニットを取付けます。
コレを追加兵装ユニットと呼べないのは、恐らくそう呼んでしまうとタルカスの設計者がシベ○アの強制労働送りになってしまうのでは無いかと。
結果背部装甲ユニットにハイパーバズーカを、脹脛装甲ユニットにはミサイルランチャーを装備しています。
この製品には右脹脛用の装甲ユニットが二個付属しており、大型ミサイルよりもちょっとだけ小さい通常ミサイル装備に差し換えが可能。
と言っても脹脛装甲ユニット自体は全く同じパーツが二個付いおり、通常ミサイルは一個だけ・・・
普通は通常ミサイルを二個付けるモンじゃ無いでしょうか?
しかも大型ミサイル(奥)と通常ミサイル(手前)、並べても全然違いがありません・・・
ドルバック
1/72 ボナパルト タルカスでした。
タカトクからは当然完全変形する「1/55 可変メカ ボナパルト タルカス」も発売されましたが、この1/72スケールのスタンダードモデルは一番大事な変形機構こそありませんが以前紹介しました第一世代コンバットアーマーや第三世代戦闘ガウォーク同様に、当時のオモチャとしては非常にシャープな成形と手頃なサイズ感が好印象な一品です。
唯一の問題点としては、コレがタルカスであるという点が挙げられますが・・・
そもそも何でタルカスなんて持ってるんでしょう?
自分の記憶に全く自信が持てなくなってきている今日この頃、皆さま如何お過ごしでしょうか?
「馬鹿が戦車でやって来る(1964)」