「it's show time!!」
Kenner BEETLE JUICE
:Showtime Beetlejuice
:Spinhead Beetlejuice
:EXPLODING BEETLEJUICE
ケナー ビートルジュース シリーズです。
映画「ビートルジュース(1988)」
この世界には、どんなに努力しても絶対に敵わない才能と云うものを持って産まれてくる人がいるもので、異論がある方は「ヴィンセント」、「フランケンウィニー(84)」、「ビートルジュース」、「バットマン リターンズ」を撮ってみてください。
撮れないですから。
リターンズ以降?
まぁバートンも大人になったということで・・・
ギリ「スリーピーホロウ」があるからいいじゃないですか・・・
だからと言って、ティム・バートンの作品が映画史に名を残す映画なのか、誰が観てもおもしろい映画なのかはまた別の話。
そんなことが言える映画監督と言えば、黒澤とキューブリック位ですかね?
只バートンについて言えるのは、他の誰にも真似出来ない、撮ることの出来ない映画を創るってところです。
で、「ビートルジュース」。
バートン自身のモノローグみたいなもので、何の意味も為さないストーリーを、バートンしか持ち得ない感性で紡いだ作品。
あとウィノナ・ライダーが、とぅてもかわいく映える作品。
そしてマイケル・キートンの、演技という体にカモフラージュされた狂気に一方的に殴られ続ける作品です。
この3つがあれば自分はもう何もいらないです。
映画公開時ケナーから発売された ビートルジュース シリーズ。
2008年にネカからも、カルト クラシックス シリーズにて非常に出来のいいビートルジュースが発売されましたが、自分が惹かれて止まないのはケナーのビートルジュース シリーズです。
このケナーのビートルジュース、見てのとおりの80年代のアメトイそのモノ、ネカと比べるべくもありません。
しかしバートンの造り出したキャラクターでありながら、[あの頃]のケナーのセンスによって造られたビートルジュース。
リアルなことが何よりも勝るのかと言うと、それは又違うのではと。
まぁDCDサイズのリアルタイプリターンズ版バットマン、早く出ないかなと待ってますけどね。
言いました様に端から今どきのフィギュアと比べる意義なんて無いモノです。
もちろんギミック付き、当たり前!
各ギミックは、
・Showtime(ベーシックな身体に劇中終盤ハンマーゴング姿の頭を再現)=頭が伸縮、頭を外すと中には小さなヘビ頭を内蔵。
・Spinhead(劇中終盤の結婚式姿を再現)=背面ダイアルで頭が360°回転、頭を外すと劇中最後の縮められた頭を再現。
・EXPLODING(劇中ベーシックに近い姿ですがスーツの色が黄色く、シャツも赤いフリルシャツのケナーオリジナル)=バネ仕掛けで体が炸裂、頭+蟲ボディーが飛び出ます。
純粋に劇中準拠だと、Spinheadの結婚式姿しか無いんですが、シリーズ で頭の互換性がありますので、Showtimeの体にSpinheadの頭を付けると、
劇中ベーシックなビートルジュースにする事ができます(まぁ劇中のシャツは白、タイは黒ですが)。
当時はSpinheadの頭よりEXPLODINGの頭の方が更にいいだろうと思い、頭をすげ替える目的でEXPLODINGを購入しましたが、結果こうしてご紹介となり、すげ替えなんてやらずに取っておいてよかった、よかった。
ケナー ビートルジュース シリーズでした。
これがケナーテイストっていうモンです。
まだマクファーレンやホットトイズが無い時代、胸をワクワクさせてアメトイ屋さんに行ってた頃のお話しです。
「エクソシスト(1973)」