新創刊のファッション誌「GRIND(グラインド)」を読んでみた。 | A View of dogbutt

新創刊のファッション誌「GRIND(グラインド)」を読んでみた。

本屋に行ったら新創刊のメンズファッション誌<GRIND>が出てたので買ってみた。
キャッチコピーは
「遊び心を忘れない! 尖った大人のライフスタイル・ファッションマガジン誕生!!」…。
あぁぁぁ。
狙いとしてはおしゃれエリート御用達の(=それゆえに部数が伸び悩む)<HUGE>と、
ギャル男テイストを程よくブレンドして、マス層の支持を得ている<MEN'S JOKER>の
中間ぐらいを狙った雑誌なんじゃないかと思うんだが、あの、正直言えばかなりインチキくさい感じ。
10年ちょっと前、勢いのあった頃の<Smart>の劣化コピーというのか、
もう消えてしまった裏ハラの残滓を必死に追い求めたけど見つかりませんでした感、というのか。

テーマは奇しくも<HUGE>の最新号と同じ「不良」。
<HUGE>のほうは、
リアルに粗暴そうなアメリカの素人ブルーカラーモデルに、テンダーロインかワコマリア着せて、
1ページで断ち落しで、Avedonの"In the American West"な雰囲気の写真で…、
という作りが定型的というか自家撞着な感じがした。
「昔のカッコいいアメリカ」のコスプレは上手にこなせてるけど、
「今」の「東京」の空気がとても希薄というか。
まあ印象なんで人によって違うのかもしれないけど。
ということで、目新しさのない「不良」だと思ったけど、まあ筋は通ってる。

でも<GRIND>は狙いどころはなんとなくわかるんだけど、
(<HUGE>じゃ客層狭めすぎだからもうちょっとユルくって、感じでしょ?
勘違いかもしれないけど…)
狙いを具現化するためのエクゼキューションの粗さがとても目に付く。
 
ちょっとこのレベルのブツ撮りを掲載するのはないだろうよ、とか。
もうちょっとましなコピー書けなかったの、とか。
フォトグラファーもスタイリストも、他の媒体とはぜんぜん違う顔を見せてしまっている。いや悪い意味で。

そもそもカジュアルをこだわって買う「大人」の男子なんて、そんなたくさんはいないだろうよ。
そんな狭いところで過当競争をして、不毛な潰し合いしてもしょうがなくね?と思ったのでした。

GRIND vol.1 2009年 05月号 [雑誌]
¥650
Amazon.co.jp
HUgE (ヒュージ) 2009年 05月号 [雑誌]
¥700
Amazon.co.jp