なぜ「自分探しが止まらない」のか?
東浩紀さんのBlog
で「ケータイ小説的」という本が紹介されていたんだけど、
この本の著書の速水健朗さんの「自分探しが止まらない」 も面白そうだったので、一気に読む。
著者の速水さんは自分と1コ違いってこともあって、するするっと理解でき、すんなりと納得した。
ポイントとしては :
・ 要は「自分探し」は「自分を変えるために具体的な努力をしようとせず、
環境を変えることで自分を変えようとする心性」だ。
・ 「ホントの自分」「なりたい自分」が見つかるという幻想によって踊らされている、
というのが「自分探し」の実体であり、背景である。
・ 幼少時から「やりたいことをみつけなさい」と繰り返し刷り込まれた結果、
「自分探しが止まらな」くなってしまうケースが団塊ジュニアには特に多い。
・ 「自分探し」的心性は団塊世代の頃にもあった。ただ当時の若者の大半は、
結果として社会に吸収され、「自分探し」には向かわなかった。
・ なぜなら80年代は「消費による自己実現」が可能だったから。
・ 今は「消費で自己実現」するやつはイタい。そうなると「自己実現」のための
安易な方法が見当たらず、あぶれた若者は「自分探し」へ向かうことが多くなってしまう。
ってとこかな。
何年か前、宮台センセイの「仕事」についてのインタビュー記事で、
「仕事によって自己実現できるのは、ごく限られた『エリート』のみ。それ以外の大多数の人間は、『仕事による自己実現』でもなく『消費による自己実現』でもない、『仕事、消費以外の自己実現』を目指すほかない」
とコメントしてた。
深く納得したけれど、あまりに希望のない内容。
でも何年かたって振り返ると、宮台さんの言ってたことが着々と現実化してるんだねえと思う。
その頃は「屋久島のネイチャーガイド」なり「こだわりのパン屋」なり、
あまりカネにならなくても自己実現につながる(かもしれない)将来設計ならば、
ハッピーになれる可能性はそれなりにあるんじゃないの、って思ってたけど、
数年経ってみると、そんなに甘いものではないみたいだ。
宮台さんの言ってたことはとても正しかったね。
速水さんは、「自分探し」な人にかなり辛口だ。
小さい頃は「個性」やら「自己実現」を推奨されて、実際大人になってみると「自己実現」なんてできそうにない。
そんな「終わりなき日常」的な現実に気づいたときには、「自分探し」で現実逃避、というのは決して生産的ではないかもしれないけれど、有効な解なんじゃないのかなあ。
自己啓発本も自費出版もボラバイトも『てっぺん』も、
無知なやつを搾取してると言えば確かにそうなんだが、
その瞬間の空虚さを埋め合わせる体験を与えているわけだから、
相対的に「正しい」ことなんじゃないか。
ある人にとってはガラクタにしか見えないようなもののおかげで、
「自分探し」な人の一部にとっては、人生がぐっと好ましいものになっているはずだから。
「自己実現」を煽られ、夢を見させられて、
ハタチ過ぎた頃にそんなのは寝言で、「自己実現」のチャンスなんてどこにもないことに気づく。
とてもつらい人生だと思う。
それならば、覚めない甘い夢を見続けていたほうが幸せなんじゃないの?
「自分探し」が面白かったので、仕事帰りに「ケータイ小説的」を購入。
ヤンキーも北関東も浜崎あゆみも、よく知らないけど大好きなので、今から読むのがとても楽しみ。
この本の著書の速水健朗さんの「自分探しが止まらない」 も面白そうだったので、一気に読む。
著者の速水さんは自分と1コ違いってこともあって、するするっと理解でき、すんなりと納得した。
ポイントとしては :
・ 要は「自分探し」は「自分を変えるために具体的な努力をしようとせず、
環境を変えることで自分を変えようとする心性」だ。
・ 「ホントの自分」「なりたい自分」が見つかるという幻想によって踊らされている、
というのが「自分探し」の実体であり、背景である。
・ 幼少時から「やりたいことをみつけなさい」と繰り返し刷り込まれた結果、
「自分探しが止まらな」くなってしまうケースが団塊ジュニアには特に多い。
・ 「自分探し」的心性は団塊世代の頃にもあった。ただ当時の若者の大半は、
結果として社会に吸収され、「自分探し」には向かわなかった。
・ なぜなら80年代は「消費による自己実現」が可能だったから。
・ 今は「消費で自己実現」するやつはイタい。そうなると「自己実現」のための
安易な方法が見当たらず、あぶれた若者は「自分探し」へ向かうことが多くなってしまう。
ってとこかな。
何年か前、宮台センセイの「仕事」についてのインタビュー記事で、
「仕事によって自己実現できるのは、ごく限られた『エリート』のみ。それ以外の大多数の人間は、『仕事による自己実現』でもなく『消費による自己実現』でもない、『仕事、消費以外の自己実現』を目指すほかない」
とコメントしてた。
深く納得したけれど、あまりに希望のない内容。
でも何年かたって振り返ると、宮台さんの言ってたことが着々と現実化してるんだねえと思う。
その頃は「屋久島のネイチャーガイド」なり「こだわりのパン屋」なり、
あまりカネにならなくても自己実現につながる(かもしれない)将来設計ならば、
ハッピーになれる可能性はそれなりにあるんじゃないの、って思ってたけど、
数年経ってみると、そんなに甘いものではないみたいだ。
宮台さんの言ってたことはとても正しかったね。
速水さんは、「自分探し」な人にかなり辛口だ。
小さい頃は「個性」やら「自己実現」を推奨されて、実際大人になってみると「自己実現」なんてできそうにない。
そんな「終わりなき日常」的な現実に気づいたときには、「自分探し」で現実逃避、というのは決して生産的ではないかもしれないけれど、有効な解なんじゃないのかなあ。
自己啓発本も自費出版もボラバイトも『てっぺん』も、
無知なやつを搾取してると言えば確かにそうなんだが、
その瞬間の空虚さを埋め合わせる体験を与えているわけだから、
相対的に「正しい」ことなんじゃないか。
ある人にとってはガラクタにしか見えないようなもののおかげで、
「自分探し」な人の一部にとっては、人生がぐっと好ましいものになっているはずだから。
「自己実現」を煽られ、夢を見させられて、
ハタチ過ぎた頃にそんなのは寝言で、「自己実現」のチャンスなんてどこにもないことに気づく。
とてもつらい人生だと思う。
それならば、覚めない甘い夢を見続けていたほうが幸せなんじゃないの?
「自分探し」が面白かったので、仕事帰りに「ケータイ小説的」を購入。
ヤンキーも北関東も浜崎あゆみも、よく知らないけど大好きなので、今から読むのがとても楽しみ。