2014年10月8日に入院し、子宮体癌(同年7月25日に手術。病理診断はⅠb期G1)の追加治療としてTC療法の3コース目を受けました。この記事は、その際の所感をまとめたものです。全く興味のない方はスルーをお願いします。ごめん

10/8(水)
午前中のところはまだ入院が確定しておらず、外来での血液検査結果次第で入院という手筈になっていました。入院の準備をして外来の血液検査にまっしぐら 11時半の診察予約までに結果が出る様、血液検査には10時くらいに着いてました。珍しくあまり混んでおらず、思ったより早く自分の順番がキターっ! 採血が早く済んだので、診察予約時間まで超ヒマ~。時計を何度見たことでしょう? 待ちくたびれて死にそうになっていた頃に、ようやく看護師に呼ばれました。主治医が外来診察にあたっていない曜日なので、結果は看護師から聞きました。細かい数値は聞かされず、ただ、「本日の入院OK」との事。「やったね」と喜ぶべきなのか、「嫌だなー」と落ち込むべきなのか せっかく入院の準備までして来ているのでね、喜びましたよ、もちろん
入院は確定したものの、入院病棟には13時30分になったら行く様云われました。2時間以上も時間があるぅぅ~。また暇地獄だ しょうがないから、父と病院内のレストランでランチ。2人でラーメンを啜りました。相席で落ち着かなかった私です 味? うーん、イマイチでした。でも、病院の食堂なんてあんなものなのでしょう いつまでも父を引き留めておくわけにもいかないので、父とバイバイして1階待合室で50分くらい暇つぶし。特に何をするわけでもなく、ぼーっとしてましたずんこボー
待ちに待っていたせいか、入院病棟で病室を案内されてから妙にハイテンション 担当の看護師さんが顔見知りで好感度大ナースだったので、尚更! 賑やかに入室したらしく、後でルームメートに「3人くらい入って来たのかと思った」と言われました(いえいえ、私は元来おとなしい人間なのですよ) 珍しく窓際のベッドに案内されたと思ったら、ルームメートはSさんただ一人 病室が空いてるようです。ホント、珍しい~。病衣に着替えて荷物の整理をし、体重測定。前回より微妙に減ってました。Sさんの点滴が終わった頃合いを見計らって、あらためてご挨拶! そう、人間関係は最初が肝心なんです 聞くところによると、卵巣がんで去年秋に手術し、8か月で再発して現在5回目の抗がん剤だそうです。明日退院との事だったので、時間を惜しんで(?)語り合ってしまいました。
17時近くになって、主治医・M先生の登場~。「体調はどう? 便秘はしてない?」の問診に、「大丈夫です」と答えただけの私…。後でSさんから、「M先生って話しにくいの?」って聞かれちゃった。いえいえ、そんな事はないです。午前から病院に来ていて待ちくたびれたのと、入院早々テンション高めで喋りまくっていた疲れがちょうど出てしまっていて、あんな感じに そういえば、やっぱりSさんにも言われたんだ、「M先生、イケメンだから診察が楽しみでしょう?」、って  結局、Sさんとは消灯時間ぎりぎりまで喋ってたなぁ。共に癌サバイバーで四十路…結構、深い話をしちゃうんですよね。

10/9(木)
夜は良く眠れた方かなぁ。いつものように深夜にちょっと目が覚めて、また寝直すパターンだったけど…。昨日に引き続き、無駄にテンション高し それに比例して血圧高しUP 昨日から1回の血圧チェックにつき、再測定されてました 
抗がん剤の点滴当日は大体、朝食の時間帯に腕を温めておくようにと看護師がホットパックを持って来るのですが、「あれ?今日はまだ来ないねぇ」。そう思っているうちに、血管確保要員(?)として研修医・N先生が登場。正直、私は血管が出にくい事を自覚しているので、このN先生には全く期待していませんでした でも、Sさんが「昨日の先生と同じだったら期待して良いよ。上手だったもん」と話していて、それがN先生だったというので俄然期待 「よっ、期待の大型新人!」とおだてたり、逆にプレッシャーをかけちゃマズイと思って、「私の血管は手強いよ。上級者向けだからね。私の血管を確保しようなんて、10年早いかもしれないよ」なんて声をかけてあげたりしました。結果、3度挑戦してみてくれたものの、撃沈~。冷や汗かきまくりのN先生を見かねた看護師が、私を後回しにして他の患者さんの所へ行く事を提案 若いN先生は、「すみません、また来ます。次は上の先生と一緒に来ますね」と言い残し、他の患者さんの所に行っちゃいましたバイバイ 今度は両腕をホットパックで温めての待機です。ただでさえ点滴に時間がかかるので、こんなんでロスタイムを作るのが嫌なんですよね。N先生、なかなか戻って来ないしサ。他の患者さんにも手こずっているのか、はたまた上の先生を探すのに手間取っているのか 惨めな気持ちで待っていると、主治医のM先生がひょっこり顔を出しました。呼ばれて来てくれたのかと思いきや、さにあらず! 私の腕に点滴針が刺さっていなかったから、目を丸くしていました。私が泣く泣く(?)事情を話すと、「じゃあ、俺がやろうか」と申し出てくれたのでホッと一安心 もっとも、M先生も私の血管を前にしては大口も叩けず(?)、「なーんて、俺もダメだったりして」と笑ってましたけどね 研修医のN先生がA先生を連れて来たのでビックリ! A先生は婦人科の部長であり副院長。副院長の腕前を見たかった気もするけど、M先生が居るのでご退場を願いましたヨ 結局M先生も二度失敗したから、今回はトータル6度目での血管確保となりました。先生方、お疲れ様でしたペコッ
9:15    生理食塩液点滴
10:25  吐き気止め&抗アレルギー剤点滴(内服薬もあり)
11:15  生理食塩液点滴
11:50  パクリタキセル点滴(抗がん剤)
15:15  カルボプラチン点滴(抗がん剤)
16:40    生理食塩液点滴
17:15  終了
初回&2回目同様、この日の10時から翌日の10時まで尿量をチェックすることに おトイレの際、一々尿量を計測するから超面倒臭いんですけど 「一日の目標値・1500mlを達成した時点で止めても良いのでは?」←と、看護師にぼやいたら、「M先生は尿量に厳しいから駄目です」、だそうです パクリタキセル点滴時、やはり暑い&眠い! 眠くて眠らずにはいられないんだけど、看護師のチェック頻度が高くて睡眠妨害されまくり。眠い最中に新ルームメート・Kさんが入室。トイレに行く途中にちょっと挨拶…。眠過ぎてホント、挨拶のみ。これまでは、パクリタキセル点滴が終わってカルボプラチン点滴の頃には眠気は覚めていたのだけど、今回は全点滴が完了するまで眠かったです。吐き気は昼食時と夕食時に軽いムカつき。あまり食べないうちにムカムカして来たので、4割くらしか食べられなかったナ。
新ルームメート・Kさんは明日手術という、ごく初期の子宮頸がん患者さんでした。手術予定時間10分って、一体 彼女も四十路だったので話が合い、ガールズ・トーク炸裂で(?)消灯時間ぎりぎりまで喋ってました 

10/10(金)
夜中にお腹が空いてムカムカして来たので、こっそりグレープフルーツ・ゼリーを食べました。お腹が満たされるとムカムカするくせに、お腹が空いてもムカムカして、今回の吐き気はチョイ気難しかったです 昨日の午前中、M先生に、「急遽出張になってしまって、これから居ないし明日も居ないけど、問題がなければ明日退院だからね」と言われていたとおり、特に問題が起きなかったのでアッサリ退院しました。私のTC療法はこれが最後との事なので、たぶん(いや、きっと!)、もうこの病棟にお世話になることはないでしょう。そう思ったらちょっと寂しくなって、看護師さんに「なんだか寂しいなぁ」と洩らしてしまいましたよ。入院中、医師・看護師・医療スタッフのみなさんにそれはもう良くしてもらったし、同じ様に病気と闘っている仲間とも出会えましたからね。看護師さんが、「記念に持って行きますか?」と、ネーム・テープ(?)をくれました。入院中は手首に巻いていて、退院時に切ってもらうこのテープ↓

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「もう二度とこれを着けない!」と誓いながら、病棟を後にした私です。

ちなみにこの入院(3日間)での自己負担医療費は70,014円でした。(3割負担)