今、届きたてほやほやの『忠犬渋公』客席からの定点映像を全部見終えたよ。

当日に俺が思っていた何倍もの声が、光が、音が重なっていて、見ながら胸が熱くなりました。
ちょっと長くなるかも知れないブログ、書きます。

俺達が青年館から目指した手に入れたいものって、凄く単純でそれでいて難しい「DOGのライヴって?」っていう本質そのものでした。

結成から今まで
最初は初めての事ばっかり、それにがむしゃらにぶつかって、メンバー同士もぶつかって、その上で小さな小さな何かを訴えようと、必死だった。
笑っちゃうけどメンバーの顔を顔面コピーしてフライヤーにしたり、なんかとにかく無茶苦茶やったるぞ!みたいな事ばっかり考えていた気がする。
自分の中の信念と向き合って、言葉をとにかく怒鳴り散らすみたいに、唄を紡いでいたと思います。
『Wonderful!!!!!』って、DOGの今までの想いのかけらをつめた歌詞だったんだけど
『ハルシオンキャンディ』も、同時に出した『メルトトルカカトル』ってミニアルバムの中に込めた処女楽曲の歌詞をちりばめていて。
俺の中ではメンバーとの出逢いからDOGが走り出すまでを込めたのが『ハルシオンキャンディ』
で、『ハルシオンキャンディ』からの今までを全部連れていくのが『Wonderful!!!!!』の歌詞。
実は今までの想いを込めたのはこれで2回目でした。
それだけ、このツアーが大事だったんだよね。

あ、余談だけど実は渋谷公会堂のフライヤーの中に100枚位(笑)準々の顔面コピー混ぜてあったんだよ(笑)ウケるっしょ(笑)

んで、名前も無かったレーベルにレジスターって名前がついて、仲間とも言えるライバルバンド達と、肩を並べて本格的に活動し始めた頃。
その頃といえば、新しい環境で新しい仲間と新しい何かを生み出す喜びと難しさに、世間知らずながらひたむきに向き合っていたと思う。

自分の唄の本質の部分と向き合いながら『アルトラ。』を作って、自己満足だけでは足りない何かを、訴えるだけではなく伝えたいって思い始めていたのを覚えてる。でも、まだまだ上手くいかない事ばっかりで、ライヴの後はいっつも泣いたり怒ったり威勢張ったりしてたっけなぁ。

『ワンダー』出して『青ハレ』と『ポケロケ』出して、この頃バンドはドラムを探しながら(っても緩菜以外の事誘うつもり最初からなかったけど笑)WESTワンマンを目指してひた走ってた。
自分的にはもの凄く悩んでいた。
自信なかった。でも皆がいて、一人じゃないって信じたくて信じなきゃって必死になってる分、空回りしてたように思う。

初めて渋谷公会堂に年越しイベントで出て、終わってすぐメンバーに「必ずワンマンやろう」って皆で渋谷公会堂で円陣組んだんだ、それから毎年年明けてすぐ元旦の夜中には円陣組んで、結成記念日に「近いうちに渋公ワンマン!」って円陣組み続けて、3/1、ワンマンの本番、ステージで円陣を組みました。

1stアルバムを出してWESTワンマンを終えて『Fun!Fun!TOMORROW!!』を初めて5人で録音して(緩菜は加入直前、実はレコーディング参加して。)、この時準々が「やっと全員揃った」って何気なく言った言葉を、凄く覚えてる。
『Fun!Fun!』の歌詞にも、『パレード』って言葉が入ってるの、気付いてる?
ハルシオンキャンディで4人で走り始めて、5人でやっとDOGになった時、俺はこの『パレード』をどこまでも続けて、わんこの皆と大大大大大行列を作って、どこまでも明日に進んでいく、そんなDOGのイメージを明確にしたんだ。

その頃にはもう、無茶がたたって喉にガタきていて、強がる気持ちと裏腹に、俺は真夜中の中にいた。
壊れたっていいから、この先へ進みたい。行ってしまえば、大丈夫、きっと大丈夫って言い聞かせながら、暗闇の中を走った『SPEED TONIGHT』
そんな日々の中でもバンド大好きで、ライヴつらいけど楽しくて、どうしようもないでも嬉しい楽しい気持ちを込めた『チューリップ中毒』

新宿BLAZEワンマンを終えて、5人でより強く『自分たち』ってもんを伝えたかった初代『DS』。
俺の曲は、当時の自分を凄くはっきり表してると思う。今でも聴くと胸が痛くなる時があるよ。

年明けて赤坂BLITZワンマン、DOGがいっちばん最初に作った『APPLE 』をタイトルに掲げて、AXワンマンに向けてまた新しいスタートを切ろうとしていた俺達は、すっげえええええとにかくすげえ楽しいポジティブな曲を作ろう!って『ミラクルGO!』を作っていた。

時代の変化や流行の移ろいを恐れず、その時々のリアルな自分たちのストーリーをわんこに届けて、一緒に生きてく。
そんな気持ちを込めて、『ミラクルGO』の落ちサビは、どんなにつらくても毎回唄ってます。

アルバムをひっさげて、初めての全国ワンマンツアー狂犬病を回りながらAXに向かっていく中で、自分の喉とお医者さんと話し合いながら、すごく真剣にツアーを回ったの覚えてる。

一人じゃないって信じたくて信じなきゃって必死になる事から、一人じゃない、もっとしっかりして、信じた皆を連れていける唄を歌いたいって。
でも上手くいかない事ばっかで、そんな中でもメンバー、わんこはいつだって俺を信じてくれた。
すっごく心強かったし、その分、自分の成長を新たに見せたいと思って臨んだ『Re:Prayシリーズワンマン』
その中で自分の心の震えを、諦めずにストレートに皆に届けたいと『ココロVIBES』を書いて。
この曲が今ライヴで高らかに鳴る度に、「乗り越える強さ」を思い出すんだ。大好きな曲。

喉と唄に真剣に向き合いながら、『しっかり届けて、伝えたい』って気持ちを強く持てた頃、俺達が作っていたのは『DSⅱ』。メンバーの個性がハッキリ出て、メイも良く言うけど、メンバー同士の壁が全部とっぱらわれて、「やるべき事をやるだけ!」とはっきり同じ方向を向いた事が、曲にも表れてると思う。

そして初めてホールワンマンを意識し出した頃、『エヴリ!!』と『boomy』を書いて、『一緒に頑張ろう』『大好きだ!』って気持ち、自信持って言える様になった時、

『もう一度ワンマンツアーに挑戦したい』

って心の底魂の真ん中から思ったのを覚えてるよ。

青年館から渋谷公会堂まで、DSⅢ出したり先輩の胸借りたりしながら、ずっと思ってた。

『皆といると楽しい。もっと一緒にいたい。頑張る。ずっと真っすぐ進みたい!』

そんな気持ちを全部込めて、このワンマンツアー『DOG inJAPAN』に臨みました。
大阪名古屋岡山福岡札幌金沢仙台。
移動で通る狂犬病やイベントで回った土地土地。
どこもかしこからも聞こえてきたのは、ずっと変わらないわんこの声援で。
全会場、本当に最幸だった。
あんなに難しい顔して回った前回のワンマンツアーと、1番違ったのは俺自身の気持ちだった。
わんこの事、DOGの事、信じて一つになっていく、そんなツアーだったよ。
嬉しくて、楽しくて、「これからだ、ここからなんだ!」って、全会場、ハイタッチの「ありがとう!」の時、全員抱きしめたい気持ちだった。

そして渋谷公会堂。改めて振り返ったその景色は、俺が思った何倍もの声と光と音に最幸に包まれてて、早くDVDにして皆に見せたい!って思える、今までで最高のスタートでした。

書いてて思ったんだけど、俺っていっつも悩んでて、いっつも苦しくて、いっつも一人じゃないって思いたい。
ゴール無い代わりに、毎回初心にかえって、新しいスタートを切る。
不器用でめんどくさい奴だ。

でも書いてて改めて思ったのは
ずっと皆が好きで、俺には皆が必要で、俺の事必要として欲しくて、好きになって欲しい。
この気持ちに尽きるよ。

そんな俺が唄うDOGを、愛して欲しい、ずっと一緒にいたいって、心から思います。

DOGは2014年、まだ内緒にしてる次の夢、次のスタートに向かって、渋谷公会堂から走り出したばかり。

今までとこれからを連れて、パレードを続けよう。
終わりのない未来に向かって、一緒に進んでいこう。

俺達ならきっと大丈夫。どんな明日も一緒なら笑っていける。そう思える、渋谷公会堂ワンマンでした。

今日書いたストーリー以外にも、俺達には、そして何よりわんこ達には、それぞれにDOGとの出逢いと共に歩んだ物語があるよね。
それを伝えて、一緒に感じる裏ワンマンツアー『裏DOG inJAPAN』にしたいって思ってます。

新しいシングルも、裏ツアーを経て、わんこの想像遥かに裏切る、最強のシングルを書きます。

改めて、「これからもヨロシク!」

BESTアルバム出して良かったぁ!

親愛なる全てのわんこへ。
春でした。





































っておい俺。













マジメか!!!!!!!!!

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たまには良いよね。
長く読んでくれて、ありがとう。