”関節疾患の多い犬種?ヘルニアの多い犬種は?”その2 | 犬の整体院のブログ

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ワンちゃんには、人間のように
病気になる前の不調をケアしてくれるお店、
つまり“犬の整体院”がありません。
言葉で不調を訴えれないワンちゃん達にこそ、
歪みを整える整体治療は必要です!
名古屋にある正規のドッグ整体サロンのブログです。

こんにちはー。
院長です。

さて、いつかの記事の続きです。
当院にどんなわんちゃんがいらっしゃるか?の続きですね。
こちらの記事の中の②番、『やはり大型犬が多いですか?』について。

大型犬。。。関節疾患のリスクは確かに小型犬よりもどちらかといえばあります。
かといって、小型犬が大丈夫というわけでもありませんし、大型犬だから必ず関節がおかしくなるというわけでもありませんがね。
人間もそうですが、
全ては、元々持っている体質の強弱や、飼い主の育て方が原因だということは忘れないでください。


さて、大型犬が小型犬よりもどちらかというとリスクがあるのではないかという話をしましょう。

まず、私達人間もそうですが、犬の身体の一生は、お花の一生にも例えることができます。


芽が出て(生まれて)
花が咲いて(性成熟)
枯れる(死)

こんな感じです。

①成長期は第一次成長期
②成熟期は第二次成長期
に置きかえて考えてくださいね。

皆さんに伝わりやすいように図を書いてみましたw
字が下手ならごめんなさいね。


曲がり角=性が成熟しきるとき=大人の体完成(老化ぎ始まる時)
です。

人間なら平均16歳くらい(個人差あり)、
犬なら
ダックスやチワワなどの小型犬で平均1歳〜1歳半くらい、
バーニーズやアフガンなどの大型犬で平均2歳〜3歳くらい、。かな。

人でも小3で初潮がくる女性と18歳で初潮がくる女性によっては、成熟期に入る時期が大きくズレるので性成熟期が終わる年齢(老化が始まる時)が大きく違うのは、分かりますよね?
何事も『個体差あり』なんです。
ですから
犬も、主に体の大きさなどにより大人の体が完成される年齢が変わってきますので、一概には言えません。

さて、
そんな、大人の体が完成するまでの期間(図の①②)は、どう過ごすか、不具合を作らないか、がとっても大切になります。
体はご存知のように、全て細胞によって出来ています。骨も筋肉も靭帯も内臓も、血管も神経も全ては細胞なんです。この時期に日々細胞分裂は行われており体は作られていきます。

大切な①②の時期に、
例えば捻挫してそれを他っておいたら?
例えば運動のさせすぎで関節に慢性的に炎症を起こしたら?
例えば栄養の取りすぎまたは取らなさすぎだったら?
挙げればキリがないので3つにしておきますが、
飼い主が無意識に不具合の原因をつくってしまっていたら、

正しい細胞分裂が行われず、関節の正しい形成を阻害してしまいます。
そして、それに気づくのが、③の時期に入って体がある程度固まった後。。。何故なら子供は皆元気いっぱいなので、小犬の見た目の不具合に飼い主が気づけないから。

ですから、①②の時期にどう過ごすかがめっちゃめっちゃ大切!


さて、これはすべての犬にいえることですが、

チワワちゃんもバーニーズさんも、多少の骨格差はあれど生まれた時は皆平等に小さな赤ちゃんですよね?
では、一年後は?
時の流れは同じなのに大きさに差がありすぎません?

そう、特に大型犬は小型犬に比べて猛烈なスピードで体が作られるため、
関節の緩やかな成長を妨げないように日々の注意が必要なんです。
もし、その間に、関節を痛めるようなことがあり炎症など起こしていたら、充分に血液が行き届かなかったり、激しくぶつけて神経圧迫などをおこしてほかっていたら、
関節の正しい形成を妨げる要因になります。

関節の形成が不全。。。ん?あれ?
聞いたことありません?

そうですね!大型犬でよく聞く疾患です。
股関節形成不全、膝関節形成不全などなど。

ようは、『お宅のわんちゃんの関節は、成長期になんらかの要因で正しい成長ができなかったんですよ。』ってことです。
いいかえれば、『飼い主さん、運動や食事や睡眠は適切でしたか?』ってことです。

もちろん、先天的に体が弱い場合もあります。
しかし、殆どは小犬から育ててる飼い主の責任であることが多いです。

うちの顧客で、代々ゴールデンレトリバーを飼っているお家が、代々、股関節形成不全でお尻フリフリして足がグニャグニャだと悩んでいるおうちがありました。
その方は、今度こそ形成不全にならないように!と、
小犬の頃から
・長距離の散歩やボール投げで、多めの運動量にし
・グルコサミンやコンドロイチンの関節サプリを与え
・フードは高栄養
・なのに太らせないように食事少なめ
といった徹底ぶり。

しかし。。。。。まさか、股関節形成不全の予防だとおもってやってきたそれらのことが、
股関節形成不全を作っていたと考えられます。

上記で説明したように、成長期は、正しい細胞分裂が必要で、それを妨げると関節の緩やかな成長が妨げられます。
特に大型犬は小型犬と違い、急速に大きくなります。
そこで、運動させすぎたり、栄養を与えすぎたり、ダイエットしすぎたりすると、

関節が悪くなるリスクが高まります。

そして、2.3歳の大人の体になってから『あれ?足おかしい?』とようやく飼い主が気付く訳です。

とはいっても、皆さん、今の生活がいいのか悪いのかわからないと思います。犬の体を悪くしようと思っている飼い主は一人もいませんからね。

不具合が目に見えて出る前に、成長期のうちに、
当院で体の歪みを整えて無事に成長して長生きさせませんか?
当院では関節筋肉の不具合や神経圧迫などがあるかもわかります。是非ご相談ください。









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