今や全国的におなじみとなった讃岐うどん。しかし、それ以外にも全国各地にさまざまなうどんがある。そばよりも地域性が強く、それぞれの土地の人がそれぞれに愛着を持っているうどん。そんなご当地うどんの魅力を熱くいただきましょう!
京都・祇園に昨年12月にオープンした「うどんミュージアム」。全国のご当地うどんが食べられるという話題の施設だ。メニューは現在約30種類。普通サイズと食べ比べサイズ(半玉)があり、半玉サイズを2~4杯食べる人が多いという。
一番人気は栃木県の耳うどん。栃木県佐野市仙波町に伝わる郷土料理。耳の形をした麺が珍しく、食感はすいとんに近い。2位が群馬県のひもかわうどんで、この2つが図抜けているとか。群馬県桐生地域の郷土料理。薄くて幅広の麺が特徴で、その幅は10cmを超える場合もある。
「やはり関西圏のお客さまが多いので、珍しさもあるのでしょう」と言うマネージャーに、
なぜ“うどん県”ではなく京都にうどんの博物館を?
「よく聞かれるんですが、香川と京都では観光客の数が20倍違うんです。京都は海外からの観光客も多いですし、より多くの方にご当地うどんのよさ、日本のうどん文化に触れていただくにはやはり京都かなと」
ミュージアムというだけあって、館内には全国各地のうどんの麺の太さや形状の比較展示、うどんの歴史や製法に関する展示などもある。
「今後は見る要素をもっと充実させていきたい。地域ごとのうどんの特徴を知ったうえで食べてもらったほうが、ただ食べるより記憶に残るでしょう。そこから地域の文化に興味を持っていただき、地域活性化につなげていければと考えています」
うどんミュージアム:京都市東山区祇園町
営:11:00~22:00 入場無料
うどんは半玉サイズ400円~
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