あの日…

こんな事がありました。


『やべっ!0時すぎちまった!(。ω゜)矢部!』

去年は忘れててしまったので、今年はちゃんと一聖君の誕生日を前日から把握していました。

が、
ニワトリ人間のジュンチャンが当日になってそんな事を覚えているわけがなく、気づいたら何時間か過ぎていました。

私は急いで、全裸にマント(この時代マントという物を持っているという不思議)を羽織り、ピンクのリボン(家に当たり前かの様にピンクのリボンがある不思議)を片手に家を出ました。

『ヘイ!タクシー!』

タクシーを止めようとしたら、
やはり、マントを羽織っている『怪しい』という形容詞を絵に描いたように体現している漢を仕事とはいえ乗せたくはないらしく、いい感じにスルーされまくりました。

なので、止まっているタクシーの窓をノックし、ドアを開けてもらいタクシーに乗り込みました。

運転手さんはギョっとしていました(腹痛)

『えっ…嘘でしょ…?』
と余裕で心の声が聞こえてきました。


色々聞かれたら面倒だと思い
『これからパーティーなんですよ』
と、嘘をつきました。

でも、よくよく考えたらパーティーってマント着るっけ?
そもそもマントっていつ着るのが正解なんだ?

と思いましたが、目的は果たせたので、良しとしました。

『◯◯までおねがいします。』

『はい…』

無論、目的地は一聖の家。

今年こそはちゃんとプレゼントを渡したく、私は本気でした。

その目は血走っていた事でしょう…

目的地に着き、お勘定をしてタクシーを降り、一聖の部屋が見える位置の木陰に身を潜めました(危)

私はカラッダにピンクのリボンを巻きつけ始めました(危)

結構大変で、一生懸命巻きつけていたら、野良犬に吠えられました。

『こ、こら!よせ!近所迷惑になるだろ!こんな状態で、ポリスマンとご対面したら、職質じゃすまんぞ!(。ω゜)タイッホタイッホ』

と焦りました。

時間がもたない…
そして、この季節…



夜は冷える(全裸)

とりあえず一聖を呼び出そう。


私は致命的な事に気づきました。

マントにポッケなど存在しない…

携帯忘れた…


『えっ…嘘でしょ…?』

私は立ち尽くしました…(マント姿)


『キミ!そこで何してるだ!』



続く。