去年から本当に色々な人達との再会が多くて

本当に本当に驚く日々


極めつけは

職場に小学校の同級生がいたことだ

とたんに当時の記憶がよみがえる


すっかり頭の中から忘れていたことを

思い出すきっかけとなった


それは友達のこと というより

その当時の家族のことだった

懐かしくて

心が痛くなることが多かった


両親はよくケンカをしていた

ある日 母はまだ幼い妹だけを連れて

家を出ていった


私は追いかけて なにか叫んだと思う

だけど振り向くことなく

二人は逃げるようにいなくなった


数カ月後 母と妹は帰ってきたけど

なんとなく母との間に距離を感じながら

過ごしていた


出ていったときのワンシーンを

ずっと覚えていたのに

大人になって気がつけば忘れていた

思い出して 涙は出たけど悲しくないのは

今 私に家族がいるからなのかな


あまり人と深く付き合いたくない

と思うのも

悲しい思いをしたくないからなのか


なにか

自分の考え方のルーツを知った気がした


あの時はとても悲しかった

誰も寄り添ってくれなかった


父は優しかったが

母親にもっと甘えたかった


今ならそうはっきり言えるけど

あの頃はなにも言えなかった


ただ与えられた時間を

自分なりに過ごすしかなかったから