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グラミー賞受賞した上原ひろみさん、どんなだろう?とタワーレコードで推奨されてたライブDVDを観た。

以前聴いた、難しいことをするほかのジャズピアノはよくわからないから退屈で好きになれなかった。

しかし上原ひろみさんは、楽しませてくれた。

難しいことはわからないけれど、すご! びっくり!しっとりきれい、 楽しい! ピアノショー。

ソロピアノライブなのに、目を閉じるとある時はエディヴァン・ヘイレンが現れてライトハンド奏法でエレキギターを弾いているようで、ある時はベースに、ある時はパーカッションに。鍵盤なのに弦楽器に、打楽器にもしてしまう。
難しいことをしてるはずなのにメロディーもリズムも耳であとを追うと心地よい。
ロックギタリストで「チョーキングは顔で弾く」という人がいるが、彼女は90分顔でピアノを弾いていた。こんなに楽しそうに弾く人は矢野顕子さんくらいしか見たことがない。曲間には深くおじぎをしたあと客席に子供みたいな笑顔を向ける。スピーチもあったかい人柄がうかがえてとてもよかった。

いきいきとして、元気をくれる音楽。