次も、同じ山歩きサークルの、字は違うともこちゃんだった。タイプも違った。前のともこちゃんはどちらかと言えばおとな。次のともこちゃんは、いい意味でこどものような無邪気さ、かわいらしさをたくさんもっていた。ところが、僕も、こどもだった。楽しい時はいいが、こども同士ではもたない時がある。ひとつ年上でも、僕はやっぱりこどもだった。就職直後、口の悪い先輩がよく冗談で、「おまえは(会社に)向いてへんわ。はよやめたほうがええぞ。」と言っていた。それから、「彼女とはすぐ別れることになる」と。会社は、なんとかまだやめてないが、彼女とは本当に別れることになってしまった。ともこちゃんは悪くない。僕がおとなだったら…
それから、今思うことは、このともこちゃんのおかげで、みずほちゃんのことを忘れることができたということ。ちゃんと話をして、行動を共にして、なんとなくではなくて、理解してから好きになった。
この失恋をしたあと、以前と同じようにみずほちゃんを思うことはなくなっていた。
それから、今思うことは、このともこちゃんのおかげで、みずほちゃんのことを忘れることができたということ。ちゃんと話をして、行動を共にして、なんとなくではなくて、理解してから好きになった。
この失恋をしたあと、以前と同じようにみずほちゃんを思うことはなくなっていた。