
スイーツウイーク第4弾。
こちら(西洋)でクリスマスケーキというと、日本のようなクリスマスのデコレーションケーキではなく、このドライフルーツたっぷりのケーキをさすのではないでしょうか。何となくどんなものか予想はつきますが、実際に食べた記憶がないので、「この」と言えるほど見かけも味も同じとは言えません。でも、アダムは一口食べて「ベリー(very)クリスマス!」と喜んでいたので(シャレではありません)合格だったようです。おふくろの味に近づいたかな。
マクロビのレシピは探せなかったので、普通のレシピを参考にしたのですが、どのレシピもドライフルーツを1kg以上使います。お財布事情でスーパーに言ってドラーフルーツ売り場に行ってみましたが、ミックスドライフルーツの中の赤と緑のチェリーの色はどうしても受け入れられず、単品のドライフルーツにもオイルコーティングや酸化防止剤や保存料が使ってあって、結局自然食品店でオーガニックのものを購入、1kgは使いませんでしたが、中はドライフルーツでぎっしり。今までに作ったことがないくらいの高級ケーキになりました。これ売るとしたら5000円は下らないでしょう。でも、それを惜しげもなくポットラックパティーで振る舞えるのは、みんなに楽しんでほしいのと同時に、私がお菓子(特に粉もの)から解放されて、お菓子を昔の様に欲さなくなったからかも。でも、今日のケーキは本当においしかった!デーツを使ったので、油なしでもしっとり、砂糖もシロップもなし。小麦粉がだめな人がいたので、そば粉と雑穀粉で代用しました。
<材料> フルーツはすべてドライ
そば粉 3/4カップ(110g)
雑穀粉 1/2カップ(65g)
ミックススパイス 小さじ1
ベーキングパウダー 小さじ2
自然塩 ひとつまみ
デーツ 2と1/2カップ(250g)水300mlで煮る
レーズン 1カップ(200g)
アプリコット 1カップ(150g)
カレンツ 1カップ(100g)
りんごジュース 1/2カップ
トッピング用アーモンド
ポットラックばかりで大変と嘆きながら、今日はなぜかうちでポットラック。こちらに来て仲良くなった家族を一度に招待できるいい機会になりました。平日にも関わらず皆、家族で来てくれ、おもしろいことに妻&夫の組み合わせをみると、日本人&カナダ人、ドイツ人&NZ人(母はフランス人)、日本人&NZ人(親は元々オランダ人)、韓国人&スイス人(親は元々チェコ人)、NZ人&日本人でした。仕事で来れなかったもう一家族もアメリカ人&ネパール人という組み合わせ。先日の子育てグループに参加した時のお母さんたちも、韓国人&スイス人、ドイツ人&ドイツ人、アイルランド人&フランス人、NZ人&中国人という組み合わせ。本当にここは多民族の国です。
思わず、横にいたもう一人の日本人のお母さんに「日本て日本人ばっかりだよね」と当然のようなことをつぶやいて「そうだね」と苦笑いされてしまいました。もちろん東京などにいけば外国人も多いと思いますが、人口13万人の街でこの状態です。比較になりません。それだけでなく、夫婦の組み合わせもいろいろ、単に国際結婚が多いというだけでなく、全く違う国で生まれた二人がこれまた違う国で暮らしているのです。そうなるともう子どもは、単なるハーフというだけでなく、お母さんは日本人、お父さんはオランダ人、でも私はNZ人という新しい国籍(?)を持ち、パスポートも3カ国分という状況です。
「うちの子と雅ちゃんが結婚して子どもができたら...」と言う話にもなりましたが、「おじいちゃんはカナダ人とNZ人でおばあちゃんは日本人とドイツ人。カナダ人のおじいちゃんの父方はドイツ系で母方はノルウェー系、NZ人のおじいちゃんの母方はフランス系」と何が何だか訳が分からないくらい複雑になってくるわけです。こうなると、もう国としての自分の出所がよく分からなくなってきます。今日「どこ出身なの」と聞かれたあるお父さんも「んー」と言葉に詰まり、尋ねた人が気付いて「ごめん、どこで生まれたの?」と聞き直していました。私はカナダ人と結婚してドイツ人の名字を持ち、NZにいますが、死ぬまで日本人です。でも、もう自分が何人(なにじん)かということが、そんなに簡単に認識できる世の中ではなくなってきているようです。
今日来てくれたあるお父さんは7カ国語を話します。別のお父さんは5カ国語を話します。そして、他の人達もほぼ2カ国語以上話します。今日、雅と遊んでいた同じ歳の女の子はすでに4カ国語の世界で暮らしていて、さらに雅の日本語も真似ていました。「英語がしゃべれない」なんて言っている場合じゃないかも...。
日本で役所のお兄さんに「雑種は強いって言うから、お宅のお子さんもきっと強いですよ」と失礼なのか褒めてくれてるのかよく分からないことを言われたことがあり、その話をすると皆「本当にそうらしいよ」と言います。さらにアジア人と西洋人というように遠ければ遠い程強いとか。国際化とか色々言われ、国際結婚が増えていることは、もしかしたら人類が生き延びていくために必然的なことなのかもしれません。ただ、こういう状況では、私が引き継いできた(はず)の日本の文化や習慣、日本人としての性質、愛国心諸々がそのまま引き継がれていくことはないわけで、少し寂しくも感じます。私のひ孫あたりは、アフリカかロシアあたりで、南米人と結婚して「私のひいおばあさんは日本人だったらしいよ」なんて言っているのかもしれません。国籍云々より「その子はその子なのだ」と受け止めるしかないですね。二つの国をつなげ、二つの文化を引き継ぐ雅は幸せです。
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