イタリア、スペイン、或いは南米の某国で、トマトを投げる祭りがあるという。
自分は小学校へ上がった年から農作業の手伝いをしてきた。 春の田おこしに始まって、長時間続く辛い田植えから、秋の稲刈り、脱穀。 その間の野菜や芋作り。 だから特に教えられた訳ではないが、米一粒たりとも無駄にしない感覚が自然と備わった。 トマトだけではなく、鶏の卵を投げてふざける民族もいるという。 更に、それらの祭りを見て面白がっている愚かな観光客がいる。
ところが、困ったことに認知症の親父が食べ物を無駄にしている。 スーパーで弁当を買ってきては一口か二口食べて、後は冷蔵庫に放り込む。 先日親父の家へ行ってみたら、冷蔵庫に5日前の刺身の残りが一つ、一口突っついた4日前の弁当の残りが二つ、手を付けていない4日前の弁当と刺身がそれぞれ一つずつ入っていた。 しかも冷蔵庫の中はトレイは汚れている。 テーブルの上にも食べかけの煮物が置きっ放し。
言い聞かせても認知症なので馬の耳に念仏。困った。