(1)主に北インドで実施された土地税徴収制度で、イギリ)スが政府と農民との間を仲介する者として旧来の地主・領主の伝統的権利を近代的土地所有権として認める代わりに、彼らを国家に対する地租納入の直接責任者とする制度を何というか。〔明治-法(2012)〕

A.マンサブダール制 B.イクター制 C.エンコミエンダ制

D.ザミンダーリー制 E.ライヤットワーリー制

 

 

 

 

 

 

→D.ザミンダーリー制 標準

ライヤットワーリー制と区別せよ。ライヤットワーリー制は主に南インドで実施された土地税徴収制度。東インド会社が耕作農民(ライヤット)に地税納入責任を負わせた。ザミンダーリー制と異なり、植民地政府が地主を介さず直接農民を支配した。

ザミンダーリー制=北インド=間接徴収 (直接いくのは「だーりー」から)

 ライヤットワーリー制=南インド=直接徴収

 

(2)イギリス東インド会社に関する次の①~④の記述のうち、誤っているものをひとつ選べ。〔成蹊-経済(2014)〕

①イギリス東インド会社は、インド西部のカルカッタやマドラスに拠点をきずき、植民地化の足がかりとした。

②1813年、台頭した産業資本の要求により、インドにおけるイギリス東インド会社の貿易独占権が茶の取引をのぞいて廃止された。

③1858年にイギリス東インド会社は解散させられた。

④イギリス東インド会社はシパーヒー(セポイ)とよばれるインド人傭兵を組織し、インド支配の道具として使った。

 

 

 

 

 

 

→① センター 

カルカッタマドラスはインド東岸。イギリスが拠点としたインド西部の港市はボンベイ(現ムンバイ)。以上の三都市の位置は、必ずおさえておこう。

★フランスの拠点は、ライバルたるイギリス拠点のすぐそばに置かれた。

(英)マドラス そばに (仏)ポンディシェリ...窓(マドラス)にポン(ポンディシェリ)

(英)カルカッタ そばに (仏)シャンデルナゴル...軽(カルカッタ)いシャン(シャンデルナゴル)プー

 【ゴロ】 軽いシャンプー、窓にポン。