摂食障害になったのは、ストレスいっぱいの最中…と思いきや、仕事もやめ、わりと時間がある生活をしていた時でした。



実家にいて、生活の心配もありませんでした。何故か食欲も出ました。


その時色々食べて、ゆっくりのんびりしてみたら良かったのかもしれません。


でも休むと心が苦しい自分がいましたし、ずっと実家にいては色々なことに気付かなかったかもしれません。



その頃から心と体を無視し、調整を始めました。生活のリズムが崩れた事も影響としては大きく、次第に満腹も本来の空腹も失っていきました。


嘔吐は実家に一人でいた日でした。誰もいない家で、はじめて食べ出すと止まらない恐怖を感じました。


チョコレートの小さなケーキを食べ出したら…止まらなくて、あるだけ一気に食べました。


以前はあまり好きではないお菓子だったのに…って恐くなりました。


無意識に我慢していた事の凝縮された形がそのお菓子だった気がします…初めての嗜好の変化、ほんの小さな爆発だった気がします。


それでもまだ食べたい自分がいました。


いきなり大量…に気持ちが悪くなり、戻してしまいました。食べ過ぎたことへの嫌悪感もひどかったです。


それ以来じりじりと嗜好も、変化して行ったように感じます。嫌悪感も増しました。


安心できるものを食べてみますが、満たされもせず、かといって、その時期は焼くような食欲もまだありませんでした。




嘔吐以外は普通…だと思ってもいました。


でも大抵一人の時、無視していた何かを食べたい願望(嗜好)が強烈に出ました。


食べ出すとやはり止まらず、自分では認められず、恐ろしい量を食べてしまったように思えて嘔吐を繰り返すようになりました。


嘔吐の度に胃腸がやられ、空腹がどんどん強くなるのも知りませんでした。


嘔吐は理屈ではなく、初期で我慢できる段階ならする方が良いと思います。続けば苦しい。。抜けられません。



恥ずかしい、自分だけの問題、数日で止められる…家族には絶対に見せられない、そう思いました。





摂食障害を避けられなかったか?
もっと早くどうにか出来なかったか?

と考えた事もあります。
でも正直わかりません。


きっかけは色んな所に転がっていて




摂食障害の初期で向き合えても、

体型や単に食を頭でコントロールする問題だと思っていたら、心からは変われなかったかもしれません。


この辺がとっても微妙…です。


望んだ事ではありませんでしたが、

深く陥ったとき、食と向き合うだけで心も変わるようになっていたのかもしれません。



なって良かった…と綺麗事には言えませんが



あくまで私の場合、あのままでは遅かれ早かれ何かしらの心の病になっていた気がしました。